溝縁さんの写真展「昭和の祇園」(31日まで)
2020年03月30日
29日、四条通りの南座西入る、「ぎゃらりい西利」で、開催されている作品展「昭和の祇園」に足を運びました。
作品展では、京の花街「祇園」を45年間、撮り続けてきた写真家・溝縁ひろしさんのモノクロ写真45点が展示されています。
舞妓さんと祇園の写真なら、溝縁さんの右に出る人はいないと思います。長く友人としてつきあってきた尊敬する写真家です。
31日まで、11~19時(最終日は16時まで)、無料です。
こちらは、溝縁さんと一緒に、当時、花見小路通りを走っていた京都市バス12系統の前を横切る舞妓さんの写真の前で。
この市バス12系統は、今では「立命館大学前行」となっていますが、当時は「衣笠~三条京阪」という表示となっている貴重な写真です。
次の写真は、昭和最後の日に行われた祇園甲部での「始業式」をとらえたもの。溝縁さんによると、「この日、芸舞妓は正装である黒紋付は避けたが、手前に座る年長舞妓の髪型までは間に合わず、礼装用の『奴島田』に結われています」とのこと。
次は、「週刊朝日」誌上で特集した際、溝縁さんが撮影した舞妓の「店出し」(デビュー)に密着した連作。たいへん楽しく見させていただきました。