京都伝統工芸大学校「第24回 卒業・修了制作展」
2020年02月17日
今年も、「京都伝統工芸館」(烏丸三条上がる)において、伝統工芸大学校の「第24回 卒業・修了制作展」が開催されており(2月24日まで、入場無料)、15日、足を運びました。
展示された作品は、どれも見事なもので、京都と全国の豊かな伝統工芸を引き継いでいく若者の今後の活躍を期待したいと思います。ぜひ鑑賞いただければと私からも推奨します。
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フロアーを回ると、ちょうど木工の椅子の制作者の生徒さんがおられ、話しを聞きました。下の写真の2つの椅子は「もともと同じ高さの椅子を作ろう」と始められたそうですが、土台のエッジ部分とのバランスの調整で、「片方がだんだん小さくなってしまった」とのこと。制作者のご苦労の一端を垣間見ることができました。こうした試行錯誤があって「一人前の木工師」になっていくのですから、期待が膨らみます。
他の生徒さんの作品をいくつか紹介します。
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なお、伝統工芸館では、1F展示室にて竹影堂榮眞の金工展、6Fでは「第15回京の伝統工芸新人作品展」として、新人作品の展示・販売(約50点)がなされていました。こちらはそのうちの一点で、たいへん細かい細工物です。
道具類の展示もされていました。
入場は無料ですので、関心のおありの方は、ぜひ足をお運びください。