祇園祭の山鉾町を訪問。京の町衆の力のすばらしさ実感!

2015年07月11日

京都は、祇園祭のハイライト山鉾巡行(前祭  17日、後祭 24日)に向けて、各山鉾町で山鉾建て(前祭 10日~、後祭 18日~)、曳初(ひきぞめ)(前祭 12日~ 後祭 20日~)がはじまっています。

1100年以上の歴史を持つ祇園祭は、世の安寧を祈り行われた「祇園御霊会」がはじまりと言われています。7月1日からほぼ1カ月間、様々な神事が行われます。

岩戸山鉾立

昨年からは49年ぶりに後祭山鉾巡行が復活し、前祭では23基、後祭では150年ぶりに復帰した大船鉾を先頭に10基が練り歩きました。

準備が進む鉾町を、西脇いく子京都府会議員、山中わたる京都市会議員と共に訪問。地域の皆さんと懇談しました。

岩戸山鉾柱

 

写真は「岩戸山」の鉾柱です。

鉾建てが、13日から始まる鉾町も多く、残念ながら建ち上がった鉾を見ることができませんでしたが、住民総出の準備の様子を見学できました。

「太子山」では、「チマキ」の作成を見せていただきました。大きな企業などもなく、地域住民の協力と努力で支えられています。

太子山ちまき
「チマキ」づくりは、古くからの住民だけでなく、マンションなどに住んでおられる方々も総出で行われていました。若いお母さんや子ども達が、年配の方から教えてもらい、1000本以上をつくるそうです。祇園祭は、こんな町衆の力に支えられているのです。

太子山ちまき作成太子山ちまき作成説明

「御真木」は、神事を経て清められ,北山から伐採されるそうです。

太子山ごしんぎ

 

「太子山」では、Tシャツも作成とか。

「太子山」は、ご承知かもしれません、聖徳太子ゆかりの鉾。聖徳太子によって定められた日本で最初の憲法『17条の憲法』には、有名な『以和為貴』(和を以って貴しとなし)、などの法文が記されています。17条には、『夫事独断必衆宜論』(それ事は独り断むべからず。必ず衆とともによろしく論うべし)とあるので、 多くの国民が反対の声をあげる「戦争法」を数の横暴で強行する安倍首相に、この言葉を突きつけたい!と、政治談義に!

太子山Tシャツ

 

「昨日の質問、見てました。スカッとしました。必ず廃案にしましょう!」の激励もありました。

「祇園祭」は応仁の乱、第2次世界大戦で中断を余儀なくされてきました。過ちは決して繰り返してはなりません!町衆で支える祇園祭がこれからも続いていくために、今が頑張り時!力をあわせましょう!