京都南地区委員会の「日韓問題」学習講演会

2019年09月29日

 

既報のように、27日の夜、日本共産党京都南地区委員会の「日韓問題」学習講演会でお話しました。
チラシに「綱領カフェ第1弾」とあったこともあり、先週の民青同盟に招かれたお話に、日本共産党綱領では、戦前の党のたたかいがどう書かれているのかなどを追加して講演しました。

 

美波学習会 こくた

 

私は、日韓両国の関係の悪化を憂慮していることを述べました。
日韓問題がどのように日本の政治問題となっているのかをかいつまんで説明した上で、「日韓両国の話をする際に、忘れてはならないこと、日本人が触れたがらない問題は何か」と問い、「それは植民地支配の事実である」と強調し、「36年間も続いた植民地支配はまさに朝鮮人民を奴隷状態においたもの」と、志位委員長の「綱領教室」で引用されている「資料」も使いながら、説明しました。

その上で、党綱領で「党は、日本帝国主義の植民地であった朝鮮、台湾の解放と、アジアの植民地、半植民地諸民族の完全独立を支持してたたかった」と強調されていることを紹介し、こうして侵略戦争と植民地支配に敢然とたたかった党の歴史があるからこそ、日韓の真の友好関係構築について共産党が語ることができると強調しました。

 

美波学習会1

 

さらに、映画「パッチギ!」「1987年 ある闘いの真実」「タクシー運転手」などを紹介。「パッチギ!」の舞台が南区であること、そこに描かれた内容、そしてメディアの「自主規制」などマスコミの「嫌韓」をあおる偏向報道の異常さについて批判しました。

また、いわゆる「徴用工問題」とは何か。植民地支配下における人権侵害が本質(私の外務委員会での質問内容)を報告し、最後に、「両国の冷静な対話と交流こそ問題解決の道」として、①歴史の事実と向き合うこと、②労をいとわず学ぶこと、事始めに映画『パッチギ!』を観よう、③「隣人は選べるが、隣国は選べない」からこそ、人的・文化的交流を進めることの重要性を強調しました。

 

美波学習会2