「ずいき祭り・ずいき神輿」準備のみなさんを激励

2019年09月30日

京都の代表的な秋祭として知られる「ずいき祭」が10月1~5日まで執り行われます。

28日、「日韓おまつり」に参加し、東京から帰ったその足で、神輿の飾り付けの準備に忙しいみなさんを激励に、さこ祐仁府会議員と一緒に立ち寄りました(下の写真は、西之京ずいき神輿保存会の佐伯昌和会長、さこ祐仁府会議員、私)

 

佐伯昌和西ノ京ずいき神輿保存会会長

 

「ずいき祭」は、村上天皇の時代(946~967年)に、はじまったと伝えられており、北野天満宮の菅原道真公が大宰府で彫られた木像を持ち帰り、秋の収穫時に野菜や穀物をお供えしたのが始まりといわれています。

 

ずいきまつりみこし

 

現在は、北野の神を 10月1日から10月4日まで西ノ京の御旅所(おたびしょ)へお迎えして「ずいき神輿」として飾り、その年の収穫に感謝を捧げるという趣旨で執り行われています。上の写真のように、「ずいき神輿」は、たくさんの野菜、乾物などで飾られます。

その中で、私の手のひらにあるのが、右が五色唐辛子、左が赤なす。なすは、赤色と緑があり、糸を通して飾られていますが、その数なんと600個をゆうに超えるとか。

 

赤なす 五色唐辛子

 

神輿の屋根は、ずいき芋(里芋の茎)で葺き、神輿の各部は、すき間もなく穀物や蔬菜(そさい)・湯葉(ゆば)・麩(ふ)などの乾物類で覆われます。

 

kokuta

 

また、四隅にさがる見事な瓔珞(ようらく)は、乾燥した金盞花(きんせんか)の花をびっしりとつけたもの

 

四隅の棒

 

さらに、神輿の四面には、謡曲や昔話から採った人物の造り物などが取り付けられており、その細工は見事なものです。

 

4面のかざり

なお、ずいき神輿再興の立役者、故増田正一さん宅を訪問しました。

 10月4日が巡行で、西ノ京の御旅所から出発します。子ども神輿もあります。みなさん、是非、足をお運びください。