民青京都府委員会主催「『日韓問題』学習会」で講師を務める

2019年09月23日

21日の夜、民青同盟京都府委員会、日本共産党京都府委員会共催の「『日韓問題』学習会」で講師を務めました。
関心の高さもあり、用意した資料が足らなくなり、緊急にコピーするなど、若い方だけでなく中高年のみなさんにもたくさん参加いただきました。ありがとうございます。

 

民青日韓学習会

 

私は、まず「今日の学習会で、何を明らかにしたいのか」として、「1)日韓問題が日本の政治の重要問題であること。安倍政権の狙いとの関係、2)侵略戦争と植民地支配の歴史的事実、日韓条約とは何かを学ぶ、3)東南アジアの平和体制構築の重要性、4)日韓の真の友好と日本共産党の立場を広く知ってもらうこと」を中心ポイントに訴えました。

 

民青日韓問題学習会2

 

その上で、①北区「保育園文化フェスティバル」で、「年長組園児の歌を聞いて考えたこと」として、「みんなだれかがすきなる」「ともだちになるために」の2曲の歌詞を紹介し、「この歌にうたわれているのが人間ほんらいの姿。憎悪をかき立てるのでなく、人と人がつながり友人になることが基本」と強調しました。

さらに、②日韓の歴史の中の「植民地支配」。日韓の間に何があったのか。③日韓条約交渉は、日本政府側は妄言連発によって14年に及ぶ異例の長期化、④映画「パッチギ」や「イムジン河」にこめられた思いは何か、⑤いわゆる「徴用工問題」とは何か。植民地支配下における人権侵害が本質(私の外務委員会での質問の紹介を含め)、⑥日韓関係悪化についてどう見るか、⑦侵略戦争と植民地支配についての反省こそ、問題解決への出発点などの柱にそってお話しました。

 

民青日韓問題学習会3

 

最後に、日韓議員連盟での議論も紹介し、「両国の冷静な対話と交流をいまこそ。国民レベルでの交流をもっと大切に」することの重要性を強調。

若い参加者を念頭に、「みんなつながって友達になろう。歴史の事実を学ぼう」として、①歴史の事実と向き合うこと、②労をいとわず学ぶこと、事始めに映画『パッチギ』『1987 ある闘いの真実』『タクシー運転手』を視よう、『荒れ野の40年』(岩波ブックレット)を読もう、③「隣人は選べるが、隣国は選べない」。もっと人的・文化的交流を大事にしようと呼びかけました。

 

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会場からは、「野党共闘の中で、日韓問題はどう議論されているか」「日本で広められている反韓イメージを払拭する全戸ビラを作って欲しい」「韓国人の地方参政権を」など、たくさんの質問や意見が出され、一つひとつ丁寧にお答えしました。