共産党国会議員の大先輩、松本善明さん逝去
2019年07月2日
1日、6月24日に逝去された松本善明・元衆院議員（享年93歳）の葬儀が家族葬のかたちで、執り行われ、日本共産党国会議員団を代表して、高橋千鶴子衆院議員とともに参列しました。
喪主・長男の松本孟さんが、善明さんの生い立ちから、海軍兵学校、弁護士時代、お母さんの絵本作家・いわさきちひろさんと家族、国会議員としての活動のスライドを上映しながら思い出を語り、それぞれの時代に交流のあった各氏がスピーチしました。
高橋千鶴子さんは、善明さんの東北各地の要求運動の取り組みに学び、偲びつつ、比例東北ブロックの後継ぎとしての決意を述べ、来たるべき参院選での勝利を棺に誓いました。
善明さんは、大阪の北野中学校出身で、同窓には漫画家の手塚治虫さん、選挙応援にはいつも来られていました。
善明さんは、1948年・東京大在学中に日本共産党に入党。1949年に福島県で列車が転覆し機関士ら3人が死亡した戦後最大の謀略事件といわれる松川事件（逮捕・起訴された20人全員の無罪が確定）や、皇居前広場でデモ隊と警察が衝突した52年の「血のメーデー事件」などを弁護士として担当。
1967年の衆議院選挙で旧東京４区から立候補して初当選し、日本共産党国会議員団の五名時代から活動し、今日の活動の基礎を築いた方です。その後、比例東北ブロックに移り2003年まで衆議院議員を通算で11期務め、予算、外務、農林水産委員会等に所属しました。
私の二代前の国会対策委員長として活躍し、衆議院議員団長、国会議員団総会長などをつとめました。
豪放磊落で、困難にぶつかってもいつも「ワッハッハ」と笑い飛ばし、「決して挫けてはいけない。あきらめず頑張れば必ず展望は開ける」として多くの方々を励ましました。
遺志を継いで奮闘する決意です。いまは安らかにお眠りください。
写真上は、本会議場で、発言するありし日の松本善明元衆院議員。
小池晃書記局長は、1日の記者会見で、「国会議員団の要としての役割を長年にわたって果たされ、存在感を示した論戦をされた。尊敬する大先輩で、非常に残念だ」と述べました。