衆院大阪12区補選、宮本岳志衆院議員を無所属候補として擁立
2019年04月1日
31日、大阪市内で、志位和夫委員長は記者会見を行い、4月9日告示・21日投開票の衆院大阪12区補欠選挙に、宮本岳志衆議院議員を無所属候補として擁立し、必勝を期すと発表しました。
この会見で、宮本岳志衆議院議員が、出馬にあたっての決意を述べました。この会見に、柳利昭日本共産党大阪府委員長、この間12区補欠選挙の予定候補として活動してきた吉井芳子さんと選対委員長として私が同席しました。
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この会見での、志位委員長の冒頭の発言の大要は、下記の通りです。
―― 記 ――
一、4月21日投開票の衆院大阪12区補欠選挙に、宮本岳志衆議院議員を無所属候補として擁立し、たたかうことにした。 一、この間、市民の皆さんのなかから、「大阪12区でも市民と野党の共闘をつくり、安倍政権への審判を下したい」との強い期待の声が寄せられた。
そうした状況のもと、宮本岳志衆議院議員ご本人から、「衆院議員の職を辞して12区から挑戦したい」との申し出がなされた。 党中央として、地元大阪の党組織の皆さんと協議をし、宮本さんの勇気ある決断を正面から受け止め、候補者に擁立することとした。 12区補欠選挙の予定候補者として、わが党はすでに吉井芳子さんを決定し、活動を開始してきたが、吉井さんとも相談し、大賛成の意見が表明され、宮本さんに交代することとした。
一、こうした判断をした最大の理由は、ーーこれは宮本さんも同じ思いだと思うが、大阪12区でも市民と野党の共闘を成功させ、「安倍政権に退場」の審判を下すためである。党公認とせず無所属としたのも、広範な市民、議員、政党に、支援をしていただき、協力・連携・共闘を成功させるうえで、適切と考えたからである。
党の現職の国会議員が、職を辞して小選挙区に挑戦するのは、わが党として初めてのことだ。公認候補として国会議員に当選した者が、無所属で挑戦するのも、わが党として初めてのケースだ。こういうチャレンジをすると決めたからには、党の総力をあげて勝利をつかみたいと決意している。
一、宮本岳志さんは、大阪選出の参議院議員として1期6年、衆議院議員として4期10年活躍してきた。その実力は最近の森友疑惑の追及をはじめ、内政・外交のあらゆる分野で試されずみだ。市民と野党の共闘を前進させるうえでも大きな働きをしてきた。最良の候補者だと確信している。 宮本さんを当選させるため、他の野党の皆さん、市民団体の皆さんに、可能な支援をしていただくことを心からお願いしたい。
沖縄３区ではすでに市民と野党の統一候補ーー「オール沖縄」の候補者として屋良ともひろさんが勝利をめざして奮闘されている。大阪12区でも宮本岳志さんを市民と野党の統一候補にしていただき、力を合わせて勝利を勝ち取れるよう、ご支援を重ねて心から訴える。
