陸上自衛隊中部方面航空隊(八尾駐屯地)へ抗議
2019年01月31日
1月30日、陸上自衛隊中部方面航空隊八尾駐屯地に赴き、9日に行われた「航空隊統一編隊飛行訓練」に対する抗議を行いました。
抗議行動には、秘書の永戸辰夫さんの他、京都府から宮島良造・木津川市会議員、西良倫・城陽市会議員、谷田みさお・井手町会議員、大阪府から小松久・元大阪府会議員(八尾市区選出)、杉本春夫・八尾市会議員が参加しました。
9日の航空隊統一編隊飛行訓練は、関係する2府1県、各市町村にはなんの予告もなく、19機のヘリが超低空を飛行したもの。ちょうど小・中学校の下校時間で、爆音や振動など地元住民から「いったい何事が起こったのか」「事故が起こらないか不安」と苦情が出ていました。
陸自は「900メートル以上上空を飛んだ」「風の影響で音が大きかった」などとしていましたが、通常1000メートルを飛ぶドクターヘリは何とか目視できる程度で、今回、住民らは「ヘリの模様まではっきりと分かる低空飛行だった」「怖かった」と証言。「通告もなく、低空を大編隊で訓練するなどまったく異常である」と強く抗議しました。
応対した加藤浩・陸上自衛隊中部方面隊副隊長は、「今日の内容は司令にきちんと伝える。今後の対応は検討したい」と回答しました。
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以下が、今回渡した「抗議文」です。
陸上自衛隊中部方面航空隊長
八尾駐屯地司令 森 貴義 様
衆議院議員 日本共産党国会対策委員長 こくた 恵二
日本共産党京都府議会議員団 団長 前窪 義由紀
日本共産党城陽市議会議員団 団長 語堂 辰文
日本共産党木津川市議会議員団 団長 酒井 弘一
日本共産党井手町議会議員 谷田みさお
日本共産党木津川相楽府政委員長 竹川 増晴 日本共産党八尾市議会議員団 団長 内藤 耕一
航空隊統一編隊飛行訓練に対する抗議
去る2019年1月9日午後3時ごろに、「航空隊統一編隊飛行訓練」として、貴駐屯地所属の大型輸送ヘリを含む19機ものヘリコプターが編隊を組んで、何の予告もなく京都府南部地域を低空で飛行しました。
この際に住民からは「過去に経験のないものすごい爆音がした」「振動がひどくガラス戸がガタガタ鳴った」「多数のヘリコプターが飛来し何ごとかと不安になった」「よく飛んでいるドクターヘリや防災ヘリより低空で怖かった」「小中学生の下校時刻にあたり、何か落下しないか心配した」などの抗議と不安の声が多数寄せられ、住民生活に重大な影響を及ぼしました。
自衛隊機や米軍機も含め航空機の墜落、部品落下事故は昨年も繰り返されています。昨年2月5日には佐賀県神埼市で陸上自衛隊ヘリが民家に墜落、2月13日には海上自衛隊舞鶴航空基地所属のヘリが、また2月17日には貴駐屯地所属のUH-1ヘリが金属部品の落下事故を起こしています。今回訓練に参加した大型のCH47型ヘリは、同型機が昨年3月6日に重さ31キロもある貨物ドアを落下させる事故を沖縄県沖永良部島で引き起こしているなど事故が頻発し、自衛隊機が上空を飛行することに対して住民の不安はますます高まっています。
このように、平穏な住民生活に重大な影響を及ぼした低空飛行訓練について強く抗議するとともに、今後は行わないよう強く求めます。
以上