「九条の会」呼びかけ人・梅原猛氏のご逝去に心から哀悼の意を表します
2019年01月15日
梅原猛氏の訃報に接し、言葉もありません。
梅原猛さんは、政治があまりにも右に寄りすぎているとして憲法を守れの声をあげ、「九条の会」の呼びかけ人となった。「憲法九条はノーベル賞に値する。憲法と九条は人類の理想が含まれている」と訴えた。
東日本大震災と東京電力第一原発事故について「文明災」と批判した。
氏は、私の母校京都の立命館大学の教授として活躍し、先生の哲学を学んだ一人である。
立命館大学学生応援団の顧問を務め、円山音楽堂での「同立戦」(関西六大学での同志社大学対立命館大学の野球試合)前夜祭で訴えたことは、今でも脳裏に焼き付いている。学生応援歌を引き「愛すべき愛すべき立命館大学、愛すべき学生諸君」と熱弁をふるった。
実は、私も立命館大学学友会(学生全学自治組織)を代表して「学生運動では、我が立命館大学が圧倒、この円山音楽堂を埋め尽くした学生も多数だ。何で同立戦の野球で勝てないことがあろうか」とぶち上げた。若気のいたりだ。
後年、お会いすると、「政治はヒドすぎる。日本国憲法は理想だよ。同時に理想にとどまらない光だ。頑張ってくれたまえ」と激励をいただいた。
先生の遺志を継いで、安倍首相の憲法九条改悪の野望を打ち砕き、憲法が活きる政治の実現のために全力をあげる決意である。