市民連合と6野党との意見交換会
2018年11月18日
16日、議員会館内で「安保法制の廃止と民主主義の各服を求める市民連合(略称「市民連合」)と6野党(日本共産党、立憲民主党、国民民主党、無所属の会、自由党、社会党)との意見交換会を開催。
意見交換会には、立憲民主党からは福山哲郎幹事長(参院議員)と辻元清美国対委員長(衆院議員)、国民民主党から平野博文幹事長と小宮山泰子代議士会会長(共に衆院議員)、無所属の会からは大串博志幹事長と広田一国対委員長(ともに衆院議員)、自由党から森ゆうこ幹事長(参院議員)日吉勇太国対委員長(衆院議員)、社民党からは吉川元幹事長(衆院議員)、日本共産党からは小池晃書記局長(参院議員)と国対委員長の私が参加。
開会にあたり、福山氏が「財務省の文書改ざん、加計学園問題、防衛省の日報隠しといったことで国会が大紛糾している最中に、前回の市民連合との意見交換会が行われました。半年が経った今、安倍政権は臨時国会で入管法改正を無理やり採決しようとしており、その体質は全く変わっていません。一方で、9月には沖縄県民の皆さんの力と、市民の皆さん、そして政党の皆さんの力の中で、玉城デニー知事が当選しました。今日このような形で集まれたことはとても意義が深いと思います。また、国民民主党の平野幹事長にお越しいただきました。我々としては歓迎させていただきたいと考えております。安倍政権を倒すために、来年の参院選に向けて、より具体的かつ建設的な意見交換をしていきたいと考えています。」挨拶を行いました。
市民連合共同代表の広渡清吾東大名誉教授は、「前回の参院選では、野党と市民の努力により32全ての1人区で候補者の1本化が実現し、大きな成果をあげました。来年の参院選に向けて、この水準を後戻りしてはならないと強く思っています。
憲法を守る、民意を尊重する、嘘をつかない。このあたりまえのことができない政治を変えなければなりません。そのためにも立憲野党の皆さんと市民との協力を深めていきたいです。」とあいさつ。
立憲デモクラシーの会・山口二郎氏からは、「いまは参院選の一人区で野党協力を行うことは共通の了解事項になっている」と指摘したうえで、「私たちは野党の協力の機運を高め、前回と同様に共通して掲げる政策合意を何らかの形で結び、共通の旗印としていきたい」という提起がありました。
日本共産党の小池氏は、沖縄県知事選で6野党よる本気の共闘の実現で玉城デニー知事が誕生したことにふれ、「この流れを参議院選に実らせれば安倍政権を必ず倒せる」と強調。一人区での候補者一本化については、「相互推薦、相互支援など党の方針」を示したうえで、前提条件をおかず、政党の本部間の率直で真剣な協議を始めることが急がれている」と表明しました。
市民連合が、11月28日(水)19時から王子・北とぴあにて、野党とのシンポジウムを開催予定であることの報告もありました。