防衛省、辺野古基地に陸自が米軍と恒常的共同使用を検討。沖縄の基地負担さらに増す

2015年03月3日

私は、3日、衆議院予算委員会の安保・外交問題の集中審議に立ち、沖縄の辺野古基地問題を追及しました。

防衛省が米軍新基地建設に向けた作業を進めている辺野古(沖縄県名護市)の米軍キャンプ・シュワブ内に、陸上自衛隊部隊を常駐させ「恒常的な共同使用」を秘密裏に検討していたことが、初めて明らかになりました。

私が示したのは、「取扱厳重注意」と記された防衛省統合幕僚監部・防衛計画部(2012年7月付)の資料と同省防衛政策局日米防衛協力課の資料(同)です。いずれも沖縄本島の地図上に「キャンプ・シュワブ等への陸自普通科連隊等の配置など、共同使用の拡大を検討」などと明記されています。IMG_2600

 

中谷防衛大臣は、検討していることを事実上認めました。私は、安倍首相に、辺野古新基地について「負担の軽減に十分資する」「沖縄の皆様に丁寧に説明していく」と繰り返し述べてきたが、実際は新たに米軍と自衛隊が軍事的な一体化と強化を進めるものと指摘し、「基地の全容すら明らかにしようとしないで、何が、『丁寧な説明』か」と批判しました。議論の中身は、明日報告します。