近江八幡、日本共産党後援会・市委員会共催「こくた国対委員長に聞くリアル政治」
2021年06月9日
報告です。6日朝の、NHKの「日曜討論」への出演を終え、急いで滋賀県近江八幡市にかけつけ、「こくた恵二国対委員長に聞くリアル政治」と題した共産党後援会と市委員会共催の演説会で訴えました。
私はまず、国会対策委員長の出演としては久しぶり(約8年ぶり)に開催された「NHK日曜討論」の特徴に触れ、「私が『五輪は中止し、政治はコロナ対策に全力を挙げるべき』『国会の役割は、国民の声を取り上げ、政府をチェックすることであり、国会を閉じるべきでない。延長すべき』と主張しました。
「政治とカネについても、自民党そのもの、菅側近そのものが起こした問題であると、一番肝心な点をついた指摘をのではなかったのでは?」とし、「今日のテレビ討論は今の政治の焦点となっている問題で、激しいやり取りとなった」と感想を述べました。
そのうえで、私は、①命より五輪優先の政治を改め、五輪は中止し、コロナ対策に全力を、②新型コロナ危機――「封じ込め」を戦略目標にすえ、「三本柱」で政治が責任を果たす、③国会会期の延長を求める、④市民と野党の共闘で政治を変えよう――政権交代を、⑥日本共産党の躍進と勢いが決定的との「6つの柱」で40分ほどの講演を行いました。
特に、与党自民・公明の党首会談での「国会延長しない」という合意について、「『閉じる』ということを本気で考えているならば、国民の苦しみに心を寄せていない証拠だ。国会がやるべきことはたくさんある」として、医療のひっ迫の解消、苦しむ業者の営業補償と生活支援、再度の持続化給付金、家賃補助、学生支援金の給付が急がれることを指摘し、「これらはいま残っている予備費だけで対応できる規模ではない。必要な立法措置と補正予算は、国会が開いていないと(公明党などが言う「閉会中審査」では)できない。
少なくともオリ・パラが終了する9月5日までは国会を延長し、不測の事態をはじめ、国民の苦難を解決するために力を尽くすべきだ」と提起しました。
また、演説の締めくくりで私は、東京都議選挙での勝利・躍進への協力と、市民と野党共闘の前進のカギが比例での日本共産党の躍進にかかっていることを強調しました。
今回の演説会では、「質問コーナー」も用意されており、「なぜ、政府も滋賀県も大規模なPCR検査をしないのか」「野党共闘というが、本当に信頼してもいいのか」「政党助成金の返還を他の野党にも迫るべきでは」などの質問が出され、一つひとつに丁寧にお答えしました。
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演説会では、冒頭に川本治雄後援会長(写真)があいさつ。「近江八幡後援会でも、コロナ感染症の中で『もってけ市』を開催したが、貧困の広がりを再認識した。
近畿比例で共産党を伸ばし、何としても4議席を取り戻したい」と訴えました。
また、森原洋子近江八幡市会議員(写真下)が、「小西市政の3年間で、96億円の豪華市庁舎建設をストップさせ、契約業者との和解金もその5%以下の4億円余に抑えることができた。その財源で、子どもの医療費を中学校卒業まで引き上げることができた。声をあげれば政治は変わる」など、市政報告を行いました。
最後に、近藤恭司・日本共産党近江八幡市委員会責任者が、「近江八幡の得票目標は6600票、これはかつて一度とったことがある得票であり、必ず実現しよう。現在700人の後援会員を、2000人に広げ、後援会ニュースを配る体制をつくろう」などと行動提起しました。
看板はよ~く見ると「国体委員長」になっています。間違いに気がつきましたか?
演説会開始に伴って、最初のあいさつはこの件のお詫び・訂正でした。
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