東京新聞は社説で、 伊吹文科大臣の 「領収書の取れないものがある」 としての 「不透明な経費処理」 について 「 『法律に反していない』 と言っても納得できない。 こんな大臣に教育再生やいじめ問題を任せられない」 と厳しく批判している。 同感だ。
　政治資金規正法は、 「政治資金の収支の公開」 によって、 「政治活動の公明と公正を確保する」 と規定している。 その趣旨に則って、 不透明な経費処理について、 公開すべきではないのか。 まして疑惑が指摘されたのだから使途を公開するのは政治家として最低限の義務ではないのか。 日頃から規範意識道徳心を説くのであれば当然と思うが、 府民とともに見守りたい。
　ところで、 この問題は現職閣僚にとどまらず、 自民党、 民主党の幹部にも波及している。 とんだところで二大政党の揃い踏みとなった。 政党としての自浄能力が問われているのではないだろうか。
　許せないのは、 この事務所費などの原資が、 政党助成金という国民の血税で賄われているという点だ。
　２月２日放映予定の 「太田光の私が総理大臣になったら…」 の番組に出演し、 「政治とカネの問題をただす」 と主張した。 国民に依拠した財政活動行う清潔な党だからであり、 政党助成金は憲法に違反するとして反対し、 いまも受け取りを拒否しているただ一つの政党だからキッパリものが言える。 その場面が放映されるかな？