こくた恵二のこだわりエッセー

チームワークの質問(しんぶん赤旗3月20日)

080313本会議 国会における道路特定財源問題、とりわけ「六長大橋道路」 建設問題での日本共産党議員団の追及は、連携の妙を発揮して政府を追い詰めている。

 まず、私が、総額五九兆円の「道路中期計画」実行の先に、伊勢湾口、紀淡海峡、 関門海峡横断道路などの六つの計画があることを暴露した。

 続いて、笠井亮議員が、大失敗の東京アクアラインに懲りずに、「第二アクアライン」 と呼ばれる東京湾岸横断道路の壮大なムダの計画を追及した。「無謀だ。『夢』というなら『悪夢』だ」との批判に与党席からも拍手。 しかも調査だけで既に六八億円もつぎ込み、その調査は天下り・大手ゼネコン一体の団体「海洋架橋・橋梁調査会」 が随意契約で請け負っていることを明らかにした。

 さらに私は、このような六つの海峡横断道路プロジェクトの調査はやめるべきだと追撃。

 ついに、冬柴国交相は「調査中止」を明言した。

 しかし、私どもの「六大長橋道路計画そのものをやめよ」の度重なる追及に、国交相は、「その実行の際には国会に諮る」との“逃げ” の答弁に終始し、計画中止を明言しなかった。

 計画を断念しない謎を解明したのが、仁比聡平参院議員の質問だった。実は関門海峡横断橋の詳細な設計図、ルート、 事業費がすでに出来上がっていたのだ。

 何が何でも、実行する腹なのだ。長大橋路線建設の大型プロジェクトは、調査を請け負ったゼネコンにとっての“正夢”なのだ。

 無謀な計画のウラに道路特定財源あり。政・官・財の癒着極れり。徹底した政府追及に日本共産党のチームワークが冴える。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/03/20

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