こくた恵二のこだわりエッセー

京都民報12月24日号

井上さとし参院議員、山下よしき・比例候補、 成宮まり子・選挙区候補を先頭に近畿2府4県の地方議員勢ぞろいで、医師不足問題の政府交渉を行なった。

近畿でも医師不足は深刻だ。とくに、 産科の休廃止があいつぎ、安心して子どもが産めない実態になっている。 大淀町立病院で8月、 19の病院に受け入れを断られたお母さんが亡くなるという事態を生んでしまったことは記憶に新しい。

奈良県は総合周産期母子医療センターが整備されていない全国8県の一つで、 国は「来年度中に県が整備する」というが、実際には必要な医師・看護師の確保の見通しが立っていない。私は、 現状の把握を県の報告任せにしてはならない、国が本気になって、必ず体制整備できるように、必要な支援をおこなうよう強く求めた。

 出産取り扱いの病院減少は、 国立病院で突出している。14の国立病院に産婦人科があったのに7になり、京都の舞鶴医療センター閉鎖中の事態。 政府の少子化対策の要である周産期母子医療センターは、兵庫県の県立尼崎病院、 舞鶴医療センターで出産できなくなっている。滋賀では、高島市から大津まで搬送しなければならない。

このような実態を知っているのか?怒りの声が飛ぶ。 命の重さに格差があってはならない。国の責任で解決をと迫った。

 兵庫県の但馬地域では、 公立9病院の存続と地域医療の確保を求め、1万7千人余の署名を手渡した。交渉団は時間がいくらあっても足りない思いだった。 実態を知らせ成果を勝ち取り、さらに交渉も行なうことを確認した

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2006/12/24

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