こくたが駆く

本日放送・たけしのTVタックル-みなさん見てくれはりましたか

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   ビートたけしのTVタックル「国民ブチ切れ寸前!!言わずに年が越せるか!! TVタックル 怒りの鉄拳スペシャル」が本日放送されました。(一昨日27日が収録でした)
  みなさん見ていただけましたやろか?

  番組はスペシャル番組で二部構成、放送時間は2時間半でしたが「政界時代劇」なるコーナーが1時間近くを占めてましたし、CMや解説VTRをのぞけば討論の場面は1時間半も無かったのではないでしょうか?

  *たった今、番組が終わったばかりですのでもうしばらくしてからマトメを書きますしばしお待ちを。(29日11時55分現在)

 <30日3時34分「続きを読む」に追記を書きました。>

081229TVタックル  番組冒頭、ビートたけしさんと麻生総理が「密談」をしていたことが話題となり、ビートたけしさんは「100年に1度の危機って言ってるんだから、テレビの全局生中継で政治家が全部集まって討論してるところを流したら良いんだ」と、麻生総理に提案したという話を披露し、私もこれに応えて「年の瀬越せるか?雇用と中小企業が大変な事態になってる。この難局を政治がどうするのか、全党の党首が会して討論をする場をつくったらどうか?たけしさんも提案してるんだから、それぐらい実現してもいいんじゃないの?」と提案をしました。

  また雇用の問題では、森永氏が90年代に政府の雇用政策が「なるべく首を切らない方向から、首を切っても良いから、転職をスムーズにしようという方向へ切り替わった」と指摘したのをうけて、ビートたけし氏が「一〇数年前に若い人の中でも、フリーターっていって自由に働けるという風潮があった」と述べたのに対し、私は「若い人のニーズだとか言って、99年に派遣労働を原則自由にし、04年に製造業にまで規制緩和したことが今日の事態を招いた・・・派遣労働者を自由に首切れる、それが今日の85,000人の首切りにつながった」と指摘しました。

  また、麻生内閣の緊急経済対策についての議論では、民主党が「麻生首相は解散をするといっていたのに解散もせず緊急の経済対策も規模が小さく遅すぎる」と批判し、自民党が「民主党の抵抗で遅くなっていると」言い訳をするという、責任のなすりあいになっているのに対して「今困っている国民のために、政治がどんな対策を打てるのか?という原点にかえる必要がある」と指摘、同時に「自民党と民主党だけじゃない(共産党も公明党も国民新党もいる)政権延命か、政権交代か、このどちらかしかないかのような議論ばかりするのは良くない」と主張しました。

  続いて定額給付金の問題では、定額給付金が「8割の国民が景気対策に役に立たないと応えている」「そんな金があるならこれまで削ってきた社会保障費を元に戻すべき」「ありとあらゆる面から見てムダ!」と立て続けに批判。途中で、公明党の松あきら議員が口を挟もうとしたのを「今は私がしゃべってるんやから、ちょっと待って!」と遮ったのですが、こういう白熱したやりとりがあると発言がカットされずに放送されるのだなぁと勉強になりました。

081229TVタックル3 二部は、田母神俊雄自衛隊前航空幕僚長がゲストで出演しました。
『そんなの関係ねぇ』発言について、「隊員を励ますためだった」「小島よしおさんのことは知らなかった」と言い訳していた田母神氏が「どうせならオッパッピーまで言えば良かった」等とふざけた発言を繰り返したことに腹を立てた方も多かったのではないでしょうか。このホームページでも何回も書いてきましたが、今回も収録時間は4時間で、実際の放送は1時間半弱ですから約3分の2はカットされています、こういうふざけた発言はカットせずにキッチリ放送するのですから、内幕を知っている者としては、二重に腹が立つというモノです。

  そして、このブログの27日付けで予告した、「彼の『論文』なるものが、たわいのないものであることを、彼が引用した秦郁彦氏が『論文というより感想文に近いが、 全体として稚拙と評せざるをえない。結論はさておき、その根拠となる事実関係が誤認だらけで、論理性もない』 と述べている」ことを紹介した場面も削られていました。
  残念ながら「何のための議論か言わざるをえない」と思います。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2008/12/29

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コメント

 穀田さん本当にお疲れ様です。途中から見ましたが、とりわけ第2部の田母神前幕僚長の果たしている役割はとても危険なものであることが、見ている多くの国民にも明らかになったと思います。田母神氏のテレビでの言動から言えることは、「間違ったことは言ってないのに更迭されて被害者である」と装うとともに「自衛隊は軍隊だから憲法なんか関係ない、(と自分では思っている)」これを持論にしゃべっている、という風に思えました。「自衛隊員はイラクで大変な中を頑張ってきた・・」こういう言い分も「憲法も関係ねえ、理屈も関係ねえ」という感じに取れました。穀田さんも言われたとおり氏は「自衛隊の海外派兵恒久法」に道を開く役割を果たしている「危険人物」であることは間違いありません。こういう人物を航空幕僚長などに任命した、政府与党の責任をもっと追及する場面をテレビも見せるべきだと思いますね。
 ブログのトップの動く写真も素敵ですね。来年は勝利を実感できる年にしたいものです。健康に留意されご活躍を祈ります。

 前原さん、ありがとうございます。TVタックルは、今回は今までよりは、私の発言をよく放映したほうです。まあ、前半も後半も多かったですよね。 
 残念なのは、田母神発言を許す土壌の上にあるという指摘の三番目がカットされたことです。
 つまり安倍内閣の誕生などで、政治の側に「靖国史観」や憲法を「戦後レジュームからの脱却」と称して、改憲を狙った動きが背景にあったという発言と、”田母神論文”なるものが、引用された秦郁彦氏が、「感想文程度のもの」と断じた「朝日」の記事を読み上げたところがカットされてました。
 
 ブログのトップの紹介を忘れていました。至急皆さんに注意を喚起すべく報じます。
 比例での日本共産党の躍進と京都一区での勝利をめざして頑張ります。ご支援のほどよろしくお願いします。
 良いお年をお迎えください。
                

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