こくたが駆く

『架空の消費』を煽ったサブプライム・ローンの自動車版だ-予算委員会で質問

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  昨日24日の衆議院予算委員会で、質問をおこない、米国自動車業界における自動車ローンの過剰融資問題と、公共事業のあり方を、大規模事業から小規模な維持・補修など、生活密着型に転換することを要求しました。

  まず始めに、2月2日に放映された、NHKスペシャル「アメリカ発 世界自動車危機」で告発されたGMの自動車販売手法について紹介し『高級車を買えない層に、甘い審査でローンを組ませて買わせるというやり方で、GM車を販売し、そのローン債権を証券化してウォール街を通じて世界に債券をばらまいていた』『つまり、住宅のサブプライムローンの自動車版だ。』と指摘しました。

090224予算委員会3  そのうえで『アメリカで販売を伸ばしてきた日本の自動車会社も、GMと同じ販売方法を行っていたのではないか?』と質問。
  二階・経済産業大臣も、最初は『日本の自動車会社がGMと同じような販売手法を行っていたかどうかは分からない。日本車は順番待ちをしなくちゃいけないぐらい人気があったと聞いているので、そういう手法に頼っていたとは思えない』と、答えましたが最後は『指摘があったのでこれから調査したい』と答弁しました。

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  その後、外需依存経済から内需拡大への転換の問題に関わり、公共事業のあり方をめぐる質問に移りました。

私は、まず、全国の市町村が管理する”橋りょう”のうち、84%が過去5年間に点検すらされていない問題を指摘『インフラ老朽化の点検すら行われていない実態をもっと真剣に受け止めるべきだ』と批判しました・・・明日に続く

  この問題は、掘り下げるとおもしろい話なので、今日と明日の2回に分けて掲載します。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2009/02/25

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コメント

議員活動お疲れ様です。

車についての様々な問題はとても興味を持ってみていますので、
GMのやり方はとても腹がたちます。

また、最近ある日本の自動車会社が、(ちょっと前から)『エコ替え』とかいってやたらと、車の購買させたいのか解りませんが、CMしていますが、
それにも、不満があります。
ある学者の話ですが、
車を買い替えると下取りされた車を廃棄した場合環境に悪影響があるというし、
車自体にしても、買い替えるより、長く乗れるように車を大事に扱ったり、エコドライブ等をする事のほうが環境にはむしろ良いと聞きました。

私は、地球環境の為には、
車をエコカーに買い替えるより、車自体の乗り方を地球環境の為に考え直す、エコドライブの方がいいと思いますが、
あまり国会では話に出ないのか、少々不満があります。
そこのところ、どうなってるのか知りたいところですし、国会議員よしっかりしろと言いたくなります。

もうひとつの話題は、今日のブログを期待しつつ、見させて頂きたいと思います。


ぐちゃぐちゃなコメですいません。
m(_ _)m

お仕事がんばって下さい。
(^∀^)ノ

 「売らんかな」「儲かればよい」が基本にありますよね。エコという場合、政府としての中期目標の策定、大企業のCO2の排出への規制が明確にしなければなりません。
 どのような社会生活をつくっていくのか、真剣に考える時代を迎えられるように努力したいものです。
 例えば、運送などともかく運べば良いのか、共同で運ぶなどの協力も出来ないのかなど、議論するのは一杯ありますね。
 またいろいろご教示のほどお願いします。

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