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2009年も「朝まで生テレビ」からスタート-「脱・貧困、どーする経済・雇用危機」

 

090101朝生   2009年・元旦、あけましておめでとうございます。  
  2009年の今年も、一昨年、昨年にひきつづき「朝まで生テレビ」からスタートしました。

  今回の朝まで生テレビは「激論!2009年”崖っぷち”ニッポン 脱・貧困 どーする?!経済・雇用危機」がテーマ。

090101朝生2   私以外の出演者は、大村秀章(自民党・衆議院議員)、高木陽介 (公明党・衆議院議員)、枝野幸男(民主党・衆議院議員)、辻元清美(社民党・衆議院議員)の各党国会議員と、青木信明 (エムケイ代表取締役社長)、雨宮処凛(作家、反貧困ネットワーク副代表)、猪瀬直樹(作家、東京都副知事)、小川仁志(哲学者、 徳山工業高専准教授)、河添誠(首都圏青年ユニオン書記長)、建入ひとみ(経営コンサルタント)、龍井葉二(連合・ 非正規労働センター長)、水野和夫(三菱UFJ証券チーフエコノミスト)、堀紘一(ドリームインキュベータ会長)、山口素明 (フリータ-全般労組副委員長)、湯浅誠(NPO法人「もやい」事務局長)、渡邉美樹(ワタミ取締役社長)の面々。
  司会はいつもの田原 総一朗氏。

090101朝生3   テーマが「脱貧困」「雇用問題」ということで、 大企業が内部留保を積み増ししながら非正規雇用の労働者を無慈悲に切り捨てているやり方に私をはじめ多くの参加者から批判する意見が出されました。
  私も「キヤノンが解雇した派遣社員1,700人分の賃金は34億円、 減ったといっても2800億円の黒字をあげている企業が出せないはずはない」と指摘したのをはじめ、トヨタ・キヤノン・ いすゞなどの企業の実名もあげながら、大企業の無法と社会的責任を追及することが必要だと発言しました。

    また、キヤノンの御手洗会長が「解雇をしているのは派遣会社であって、 キヤノンが解雇したわけではない」等と詭弁を言っていることを指摘しながら、 このようなやり方を許してしまう原因になった労働者派遣法が日本共産党の反対を除いて99年に原則自由化された。 さらに04年に製造業にまで拡大された、派遣労働の規制緩和の問題を指摘し「政治の責任が大きい」「労働法制を抜本的に改正して、 派遣労働については99年以前に戻すべきだ」と主張。この問題については、民主党の枝野議員からも 「99年の改正には共産党を除くすべての政党が賛成をしてしまった」と認め、「私はあの時の改正は間違っていたし、 政治家はみんな反省をしなくてはいけない。共産党以外の政治家は」と述べざるを得ませんでした。

090101朝生4   それにしても、今回の「朝まで生テレビ」は、 反貧困ネットワークの湯浅誠さん(写真左上)や雨宮処凛さん、首都圏青年ユニオンの河添誠さん、 フリーター全般労組の山口素明さん、 非正規労働センター長の龍井葉ニさんといった非正規労働者の声を代弁するパネラーの皆さんがおおいに活躍していただきました。 普段の朝生ではどうしても『多勢に無勢』となっていましたが、今回は私どもが主張する、大企業の社会的責任、政治の責任、 社会保障・セーフティネットの充実といった内容が議論全体をリードするような流れになったのではないでしょうか?
 番組終了後に「朝生で溜飲が下がったのは初めてでした」という感想も寄せられました。
  2009年が労働者からの反撃が本格的に開始される年になる予感を感じる討論になったと思います。

 

| コメント (13) | トラックバック (0) | Update: 2009/01/01

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コメント

見ました。
穀田さんの主張は説得力がありました。共産党の主張は正論でありいつも説得力があります。それがなぜマジョリティになりえないのかいつも率直に疑問に感じています。それは日本の国民性や文化的な背景によるものなのか釈然としません。
私自身も共産党に共感を覚えながらも選挙になると民主党に投票しがちな自分に矛盾を感じています。
どう共産党が国民政党になられるか楽しみにしていますが、穀田さんには穀田議員個人として魅力を感じ期待しています。
これからも積極的に発言してください。
上野

 穀田さん、長丁場お疲れ様でした。久しぶりにほぼ最初から最後まで見ました。私も感想としてとても心地よい気持ちになりました。それは前日に日比谷公園に「年越し派遣村」がオープンしそれに関わっている村長である湯浅さんや河添さんなど、「朝生」のテーマのまさに当事者が討論に参加しているということがすばらしいと思ったからでもあります。派遣切りにあった労働者の生出演もあり、具体的な様子も話されましたが、猪瀬氏や自民党の木村議員らの発言がいかに的外れであるか(実態を良くわかっていないというか上からものを見ているとしか言えない感じ)が浮き彫りになったと思います。大企業の内部留保は最高になっているのに、労働者をいとも簡単に解雇して寒空に放り出す、ということがいかに理不尽なことか、それを政府の政策が後押しをしていた、これがはっきりした今、労働者派遣法を99年以前に戻すこと、という穀田さんの提案は与野党だれも否定することはできない、すぐに国会で実行しなければならない事だということが見ていた(参加していた)多くの人の認識になったと思います。一緒に見ていた息子も「わかった」と言っていました。途中議論がほぐれたときに湯浅さんが議論をまとめて田原氏に戻したのはあっぱれだと思いました。

朝生TV拝見しました。
田原さんや、自民議員の横で「こくた」さんご苦労様でした。

夜勤明けの後、朝生TV 「日本の雇用」
5時からですが、40分見ました。
深夜から始まっていますが、
夜勤をしていたので見れませんでした。

でもおおまかにはわかりました。

「派遣切り」と「炊き出し」、
日本の終身雇用の崩壊と、雇用の流動化、
少子高齢化と、産業構造、
政治と経済のアンバランス。

最近、首相が、

タクシーの運転手に、最近の景気を、
車ドア越しに中腰で聞いたり、
スピーチで読み間違えたり、
ハローワークで、派遣切りされた若者に、
「何の仕事がしたいの?」みたいな幼稚な
問答しかできない首相の、
殿様振りにはあきれますね。

マスゴミも、首相を扇動してますが、
のるほうも悪いでしょう。
どちらも困り者ですね。

「派遣切りの若者」の件では、
「希望職種は?」と麻生さんが聞くより、
前と同じ内容かそれ以上の仕事を
日本に作って、そこに勤務してもらうから、
それまでは、失業保険や、
政府のSaftyNet政策の社会資本で、
職業訓練や、生活をして不況の痛みに耐えてほしい。

(小泉さんのときに、もうすでに痛みには耐えていてはずだが)

みたいな台詞が出てこないとこが、
殿様の実力でしょうね。

もう個人個人が国から独立して、
一定の小集団で共同体を作って、
その共同体の連邦制で日本を再構築するしか、
再生の道はないでしょうね。

それには、個人個人が、医歯薬理工に精通し、
人文・法に長けていることが必須でしょうね。

ものづくりの現場

私は、数年前までは、光ドライブの仕事をしていました。
主に光の波長を制御して、
情報を最適化する回路の設計と、
工程での検査ソフトの品質管理をしていましたが、まあいろいろあり、退社し、
田舎に帰って違う畑で夜勤をしています。

私の友人は、春で大手のモバイルエナジー事業部を退社します。
大手同士が合併しますので、
管理職員は自主退社です。

まあ世の中は世界の大波の潮流へ向かってますが、私はがんばっていきます。

長文につき合わせてしまいすいません。

それでは。

 上野さん、メールありがとうございます。正論と説得力といっていただき御礼を申し上げます。
 さて、マジョリティになりえないのは、私どもの力不足も一因と考えます。
 同時に、選挙の際にメディアの宣伝もあり「二大政党制」の喧伝が徹底して行われること、選択に「どの党が勝てるか」と判断の基準にもとめる傾向が有権者にも現れることもあるのではないでしょうか。
 ”朝生”でご覧いただいたように、雇用の問題では、①日本経団連に堂々とモノを言う党であること、②労働法制改悪の決定的場面で、今日の事態を予測し論戦を展開し、反対したこと。さらに、国民的闘いで規制緩和から規制強化の潮目をつくりだしてきたことなどがだんだんと国民的に理解を増して来ました。
 民主党の枝野氏も「日本共産党だけが反対した。我々は間違えた」と発言しました。
 少しずつではありますが、日本共産党への共感の広がりを感じる毎日です。
 またご意見をいただき、研鑽し、努力を重ねていきます。
 これからもぜひよろしくお願いします。

 前原さん、「TVタックル」に続いて、ご覧いただきありがとうございます。
 私もHPに書きましたが、何と言っても当事者の方々がご参加が決定的だったと存じます。
 派遣切り、発注切りの実態が出されたことも良かったですよね。
 私も、労働派遣法を99年以前に戻す、さらに今すぐ派遣先の派遣切りをやめさす手立ての提案をしました。おっしゃる通り「個人的には…」との発言だったと思うのですが、与党も否定できなかったですよね。「発言に責任を持て。雇用の危機をほんとうに打開しようではないか」と詰めて行きたい思います。
 もう一つ、京都北部の機械金属関係の中小企業の実態を示しました。これも切羽詰った問題なのです。暮れの30日には、二階大臣にも、実態を報告し善処を求めました。さらに具体的に、要望書もつくり、中小企業の声を届けていきます。
 湯浅さんは、今回の「朝生」の主題に戻していく発言は見事でしたね。

 dneさん、夜勤お疲れ様です。
 雇用の危機の問題では、闘いが起こり社会的連帯での反撃が始まっています。ここに未来があります。
 日本がアメリカ発の金融危機の影響が特に大きいのは、「ルールなき資本主義」だからなのです。
 大企業は、①内部留保金が最高に、②今年の利益も減益とはいえたくさんある、③株主には増配。どうしてこれで大企業に雇用を維持する体力がないといえるでしょうか。
 この無法への社会的規制が必要です。フランスやスペインでは政府自身が乗り出して、「ルノーなどのリストラは許されない」と発言し、ストップさせてます。
 ご承知のように、政治の責任です。労働者派遣の改悪、セーティネットの整備の遅れが指摘できます。そのうえおっしゃる通り、小泉自民・公明政権の「構造改革」の名による、賃金の低下、社会保障の削減、負担増の政治がダメージを大きくしてますよね。
 さて大手の中でも、管理職さえも自主退社とはひどい話ですね。
 またいろいろの実態をお聞かせください。
 いよいよ政治を変えるということで頑張りましょう。

見ました。私は20代・女性です。京都に住んでいた時に、穀田さんのことは選挙用のポスターで初めて知りました。今回の議論の中で穀田さんがされた、大量生産・大量消費を問い直す発言は、あの場ではすぐにかき消されていましたが、とても大切な発言をしてくださったと思ってます。私は田原さんやその右列に座っている方達の発言を聞きながらずっと、需要って、ひねり出すものなんだろうかと疑問に思っていました。この点にも着目しないと、今の病気がちな社会は変わりそうにありません。

こくたさん
ご返信ありがとうございます。
大手の内部留保33兆円・株主への配当を増加、
08年4月以降に判明した各社の人員削減合計数は約4万人。

この日本の潮流で、個人の能力の飛躍を踏まえて、
政治と経済と人的資源の相乗効果で、
乗り切っていきましょう。

こくたさんも、激務で大変でしょうが、
がんばりください。

 mangoyanさん、新年早々にメールありがとうございます。
 選挙用ポスターとなりますと、京都一区つまり、北区、上京区、中京区、下京区、南区にお住まいでしたか?もちろんその辺を通学や通勤の場合もあったかもですね!
 よくぞそこに気づかれた。「我が意を得たり」という思いです。仮に自動車でも、購入して2~3年早過ぎるかもしれませんが、10数年持つ耐久消費財なのにデーラーは買い替えを進めますよね。
 車でさえその調子ですから、「売らんかな」の発想で「大量生産、大量消費、大量廃棄」が横行しています。このやり方も同時に見直すことが必要な時代に来ているのではないかと考えるのです。
 飽食ばかりでなく、「飽…」「飽…」の状況にあるのではないでしょうか。
 もちろん、経済のエンジンとしての「個人消費」を否定するのではありません。
 「利益第一」で振り回される消費と生産様式のあり方に異論を唱えているのです。
 またご意見をお寄せくだされば幸いです。

 dnaさん連日のメールありがとうございます。
 日本のリーディングカンパニーが率先して大量解雇するのですから許せません。
 かつて盛田昭夫ソニー会長は、「日本的経営は危い」の論文の中で、日本の企業風土では敢てどこか一社が改革をやろうとすれば、その会社が結果的には経営危機におきこまれる」として、社会的な規制なりが必要なことを述べました。
 奥田碩日経連会長(当時)は、「経営者よ、クビ切りするなら切腹せよ」の論文で「『リストラすれば企業の競争力が上がる』という主張は、…『人間尊重』が欠落している、…『人間尊重』は、『市場原理主義』よりはるかに普遍的な考え方のはず」とまで述べていたのです。
 企業の社会的責任、そして「ルールある経済社会」の確立が大切ですよね。
 その意味でも政治が責任を果たすべきときですよ!
 頑張りましょう。
            

 dnaさん連日のメールありがとうございます。
 日本のリーディングカンパニーが率先して大量解雇するのですから許せません。
 かつて盛田昭夫ソニー会長は、「日本的経営は危い」の論文の中で、日本の企業風土では敢てどこか一社が改革をやろうとすれば、その会社が結果的には経営危機におきこまれる」として、社会的な規制なりが必要なことを述べました。
 奥田碩日経連会長(当時)は、「経営者よ、クビ切りするなら切腹せよ」の論文で「『リストラすれば企業の競争力が上がる』という主張は、…『人間尊重』が欠落している、…『人間尊重』は、『市場原理主義』よりはるかに普遍的な考え方のはず」とまで述べていたのです。
 企業の社会的責任、そして「ルールある経済社会」の確立が大切ですよね。
 その意味でも政治が責任を果たすべきときですよ!
 頑張りましょう。
            

「派遣切り」・「2009年問題」・「雇用対策」は何処へ
◆急務は「現在の雇用」
政治(与野党共)もマスコミもジャーナリストも、皆大変だと言葉だけの心配に留まっているように思われます。と言うのは、「労働者派遣法改正案」は見直し審議待ちの足踏み状態で進展しておらず、その先が見えないため、「派遣切り」に歯止めがかかりません。「派遣切り」を加速させている要因は、政府及び厚生労働省の不十分な対応にあるということを理解しているのか疑いたくなります。いったい「雇用対策」はどこへ行ってしまったのでしょうか?とくに製造派遣の「抵触日(3月1日)」が過ぎてしまった現在のわが国において、最重要視されるべき課題はまさに「雇用対策」です。「雇用対策」ができれば、わが国の景気の底支えは可能です。雇用が底支えできれば、将来に対する不安も緩和されます。何といっても一番は「現在の雇用」です。数年先の雇用対策では意味がありません。
◆救済手立ては「雇用創出プラン(福祉雇用)」!
詳細は下記のブログをご参照下さい
◆人事総務部ブログ&リンク集
 http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/

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