こくたが駆く

舟券売場拒否で助成金不交付? 国交省は「厳正に指導」と答弁

080603こくた  3日の国土交通委員会で、場外舟券売場を拒否した自治体にたいし、日本船舶振興会が「見せしめ」的に助成金を交付しない決定をした問題を追及した。
  問題となっている助成金は、日本船舶振興会が全国の競艇の売上金の約2.6%の交付を受け、船舶振興や公益・福祉事業に助成する制度。07年度の交付金は254億円(見込み)、助成決定は2860件にのぼる。

 宮城県石巻市では、08年度に助成申請した団体がすべて不交付決定となり、「オラレ問題が影響?」と地元紙が報じた。同市では、昨年、小規模舟券売場(オラレ)の開設許可がおりたが、市議会が関連の条例案を否決し、計画がストップしている。
  振興会は、地元紙の取材に対し、「競艇施設受け入れ地域には、何らかの考慮をする」と答え、施設を拒否する地域には助成を不交付・減額する姿勢を示している。

080603春成  私の質問に対し、国交省の春成誠海事局長は、「助成金の交付は、公平、公正、透明性が求められる。モーターボート競走法に公正に行うと規定されている」と答弁。「石巻市の七件の不採択はそれぞれ理由がある。一件は採択された」とする一方、「(振興会(振興会の主張は)不適切な発言で極めて遺憾」と答弁した。
  私は、「石巻以外の地域でも、場外舟券売場を受け入れないと助成が受けられない、との声がある」と指摘し、指導を求めた。
  春成局長は、「厳正に事実確認し指導する」と答えました。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/06/03

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