こくたが駆く

首相指名の本会議 開かれる

P1010013  本日午後、首相指名の本会議が開かれた。

 写真は本会議に先立ち開かれた日本共産党議員団総会で挨拶する志位和夫委員長。

 志位氏は、「反省のないところから前向きの政治は生まれない」と厳しく指摘した。福田氏の路線の特徴を①「構造改革」 の継承でどうして「希望と安心」が生まれるか。

 「若者に希望が持てる国、国民とお年寄りに安心の持てる国づくり」というのが福田氏のスローガンだが、若者が「希望」 を持てない国にしてしまったのは、いったい何だったのか、国民やお年寄りが「安心」 して暮らせない日本にしてしまったのは何だったのかと問いかけ、まさに自民党の進めてきた「構造改革」路線そのものではないか?と訴えた。

②海外派兵推進、対米従属の改憲派である。前任者が”ウルトラタカ派”であったために、福田氏を”ハト派” と見る向きもあるがとんでもない間違いだと指摘した。

 志位氏は、この内閣と対決し、総選挙につながる日本共産党らしい論戦をと締めくくった。

 実は長い一日だった。本会議が衆院で3回、参院で3回開催されたのだ。首相の指名が衆・ 参で違うことから起きた事象だ。98年以来で、いわゆる”衆参ねじれ”の中で起きたのだ。 肝心なことはこのねじれを国民の民意に近づけることなのだ。ねじれの解消のためには、衆院で民意を問うことが求められているのだ。

 

 

 

 

 首相指名選挙で前代未聞の”珍事”があった。
 首相指名の選挙では、自らの氏名を書いた”木札”と投票用紙(首相候補と自分の氏名を記載する)の両方を持参し、堂々巡りで選挙する。 したがって普通は投票総数と木札の数は当然一致する。
 ところが、自民党のある議員が、一回は投票用紙を持参せず、木札だけ渡した。投票用紙を忘れたことに気付いたのか、 木札と投票用紙を持参して二回の投票を行なった。その結果、投票総数477より木札の数が478と多くなったのである。 議会史上初の出来事とか。

 

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2007/09/25

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