こくたが駆く

国交委・港湾法改正案の質疑。貨物取扱い量の減は、国内産業の空洞化に原因。地方港の重視、競争から協調への転換を。

   港湾法赤旗写真4日、国土交通委員会で「港湾法の一部を改正する法律案」の質疑が行われました。

   私は、「日本の主要港の貨物取扱量が伸び悩んでいる原因は大量貨物をうむ国内製造業の空洞化だ。取扱量は港湾がいくら頑張っても、製造物である貨物を生み出せるわけではない」と指摘しました。港湾法質疑
   地方港が地域経済社会に果たす重要な役割に言及したうえで、「地方経済と住民生活を保持・活性化させる物流港湾政策に大きく転換する必要がある」と強調しこの法案に反対しました。以下のように主張しました。

 

   欧米向け基幹航路が減便するなど、全く改善が見られないことへの反省もなく、さらに国際コンテナ戦略港湾に予算をつぎ込む施策を推し進めるからです。地方港から戦略港湾へのの集荷を強め、地方港を抱える地方経済を衰退させるばかりです。
   この間、京浜港や阪神港といった国際コンテナ戦略港湾に、巨額の税金(「中枢・中核港湾」7兆4900憶円、「スーパー中枢港湾」5100億円、「国際コンテナ港湾」5500億円)をつぎ込み、港湾整備を進めたにもかかわらず、欧米向け基幹航路は減便しています。その主な原因は、日本国内の内需低迷と、大企業が海外生産を推進し、産業空洞化を進行させているからです。

   今、急激に取扱貨物量を大きく増やしているアジア諸港との関係で必要なのは、国際競争力の名による競争優先ではなく、協調できる方向を探ることです。国際戦略港湾への一極集中政策を改め、地方の地域経済の活性化に資する港湾政策への転換こそ必要です。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2014/04/04

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kokuta-keiji.jp/mt/mt-tb.cgi/3544

コメント

 選挙最終日の宣伝お疲れ様でした。今回の知事選挙ではドラミも21にから4日間アナウンサーで参加させてもらって、京都のパワーというか、底力を感じました。
 また、はじめての京都での選挙でしたが、いろいろ勉強にもなりました。穀田さんにもお会いできてよかったです。
 明日良い結果がでることを期待しています。来週8日からは小豆島の町議選挙です。

 ドラミさん、京都府知事選挙応援ありがとうございます。
 尾崎望さんの勝利のために、投票箱のふたが閉まるまでがんがりたいと思います。
 私の住んでいる京都市北区では、府会議員の補欠選挙があります。若杉ひでおさんの勝利も合わせて実現したいと存じます。

コメントを投稿

(コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になります。承認されるまではコメントは表示されません。すぐに表示されないからといって何回も投稿せずにしばらくお待ちくださいますようよろしくお願いします。)