こくたが駆く

前滋賀県議団長の森茂樹さんの「飛べなかったびわこ空港~近江に生きた一地方議員の自分史~」出版を祝う

DSCN7086

17日、滋賀県青年会館で開催された、森茂樹著「飛べなかったびわこ空港~近江に生きた一地方議員の自分史~」(図書出版文理閣)出版記念祝賀会に駆けつけました。森茂樹さんは、昨年日本共産党滋賀県会議員を勇退された私の敬愛する先輩でもあります。森夫妻の間にたって、出版のお祝いとともに長年の議員活動にねぎらいの言葉を述べました。(写真上)

DSCN7097

祝賀会は、川端俊英・同朋大学名誉教授で明るい滋賀県政をつくる会代表委員ら13名の呼びかけによるもので、森さんの日ごろの活動の裾野の広さがよくわかります。また、開会に先立って、森さん主演の映画「国政確信をめざして」(1993年、30分)が上映されました。本当に本格的な映像です。

私は、1983年に当時の志賀町に移り住んでからの友人として、当時大津市議として活躍されていた様子を紹介。また、映画の作られた1993年にはともに国政へと挑戦したことなどを振り返りました。著作を読んでの感想として、市議・県議を通じての活動が日本共産党のいう「人民的議会主義」のまさに手本であること。びわこ空港反対、新幹線駅建設反対の運動を実らせた闘いは滋賀の日本共産党の歴史に新しい一ページを刻んだものであること。正論が世論をつくり政治を動かすという、ぶれない姿に、その哲学があることを強調し、まさに今日の日本共産党の活動と重なる生きた教訓があると結びました。
参議院議員の山下芳生さんもお祝いのスピーチをしました。

DSCN7098

会場には子どもさん、お孫さんも参加され、お孫さん3人から花束の贈呈がありました(写真下)。日頃の闘士も、穏やかなおじいちゃん・森さんの笑顔がありました。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2012/06/18

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kokuta-keiji.jp/mt/mt-tb.cgi/2763

コメント

 私は森さんのご本は読んでいないのですが、自分なりに調査して感じたことを書かせていただきます。
 琵琶湖空港以前から、なんと琵琶湖と敦賀を結ぶ運河が計画されていたそうです。時代劇(視聴率はいまいちのようですが・・・あの時間、私は裏番組を見ています)の主人公でもおなじみの、平清盛の時代からあった、ということなので、随分古いようです。その時は工事が失敗に終わりましたが、江戸時代になっても再燃しました。この時は一部完成しましたが、全通する前に工事が中止になりました。
 その後、鉄道や道路が整備され、陸上輸送が充実したはずの1963年にも、敦賀湾~琵琶湖~伊勢湾を運河で結び、3万トン級の船舶を通すという大構想があったそうです。このときも失敗に終わりました。三つの計画はいずれも湖北の山々を「甘く見た」ことが敗因といえるでしょう。
 そして、今回の琵琶湖空港です。大型船がダメなら飛行機で、と政府は考えたようですが、関西に三つも四つも空港はいらないし、環境破壊や生態系の破壊につながるだけなのです。 運河ができていたら琵琶湖の水に海水がまじっていたかもしれません。私たち京阪神の飲み水が確保できていなかったかも知れないのです。空港ができていたら「あゆもどき」、「いたせんぱら」といった天然記念物級の魚たちが「日本かわうそ」と同じように絶滅していたかも知れないのです。
 人間は自然を、完全には征服できません。いらないものを造って「環境破壊だ」などと訴えられるよりは、まず、地震に強い建物(とくに発電所、住宅)や、どんな津波でも耐えられる防波堤を開発したほうがいいと思うがいかがでしょう?

 佃力丸さんメールありがとうございます。見逃していまして、アップすることも遅れたことをお詫びします。
 さまざまな経過の事実をご教示いただきました。大型船がダメならと考えたかどうかは、さらに、森茂樹さんに尋ね、深めたいと思います。
 いずれにしても、住民・国民の合意のないムダな大型開発は、破たんすることが明確になったのがびわこ空港問題です。
 森茂樹さんの著作をぜひお読みください。何よりも闘いがありますし、住民との交流が、熱い思いが全編あふれるものです。
 大津市政、滋賀県政における日本共産党の役割が鮮明になるドキュメントでもありますし、単なる自分史ではありません。
 発行された文理閣さんがそのように述べ、全国に通用する著作と推奨するわけがご理解いただけると思います。

コメントを投稿

(コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になります。承認されるまではコメントは表示されません。すぐに表示されないからといって何回も投稿せずにしばらくお待ちくださいますようよろしくお願いします。)