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京都文化博物館で、「新天地を求めた京焼~清水焼団地50年の歩み~」展開催!(帰ってきた江戸絵画、ニューオーリンズ・ギッターコレクション展も)

京都文化博物館で、「新天地を求めた京焼~清水焼団地50年の歩み~」展が開催されている。

京都の誇る伝統産業の雄、京焼・清水焼の現在を知る上で欠かすことができない展覧会であり、必見です。9月19日まで。

DSCN4414 京都市東山区の「五条坂」で発展した京焼は、急速な都市化のなかで作業空間の確保が困難になる。そこで、新天地を求めて有志が集まり、「清水焼団地造成同士会」を結成。翌年には東山山麓の東側(山科区)に清水焼団地が形成した。

今年はその50周年ということでさまざまな企画が計画されているが、この展覧会はその一つ。協同組合参加の皆さんのほとんどが作品展示を行っている点でも、50周年を祝う心意気が、わかろうというものだ。

4部構成で、第1章は「江戸時代を中心に、創成」。第2章は「新しいまちづくり」、第3章は「伝統と創造への挑戦」、第4章は「未来への展望」ということで、それぞれ名作ぞろい。本当に感激です。(これが無料で鑑賞できるとは!)

また、「清水焼団地の陶器まつり」は10月14日~16日に開催されまる。年に一度の大陶器市だ。(従来は祇園祭のあとの7月に開催だったが)清水焼団地全体が陶磁器のスタジオとなる。

 

同じ、京都文化博物館では、「帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ・ギッター・コレクション展」が開催している。

DSCN4413

今回、里帰りした作品は、107点。いづれもニューオーリンズの眼科医ギッター氏のコレクションだ。アメリカのコレクターが日本の美術の魅力をどのように評価しているのか。そういう観点でみると楽しいのでは。それにしても、ギッターさんの目は確かで、私自身、本当に江戸絵画の奥深さと美しさに改めて気づかされた。「禅画」もいいなとしみじみ感じた。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/09/06

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