こくたが駆く

菅内閣の「内閣改造」について//通常国会24日に召集

メディアの記者団から、「菅内閣の改造について、どのように考えているか」の質問を受けました。

私は、「端的に言って、『消費税増税』と『TPP参加』へ、悪政をしゃにむに進めようとする布陣だ。暮らしが大変な時に、法人税減税でカネ余りの大企業応援、庶民には消費税増税。アメリカ主導のTPP推進で、農業、地域経済だけでなく全国民に被害を及ぼす国民犠牲と“壊国”を強行しようとする国民への挑戦に他ならない。

まさに、財界、アメリカに忠誠を誓ったものと言える。この二つの課題の実行は、『国民の願いに逆行する』歴史的な愚挙であり、国民との矛盾をいっそう大きく広げざるを得ないであろう。

私たちは『政治を変えたい』との国民の声に応え、暮らしを応援する政治、憲法25条に則った社会保障の充実めざす政治への転換を掲げて奮闘する」と述べました。

本日衆議院議院運営委員会の理事会が開催された。

  枝野幸男新官房長官が、「政府として通常国会を24日に召集し、2011年度予算案を提出したい」と報告。
これを受け、24日に衆・参本会議で、菅直人首相の施政方針演説をはじめ、政府4演説を行ない、26、27、28日に各党の代表質問を行なうことになった。いよいよ、通常国会が始まる。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2011/01/14

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コメント

菅改造内閣は国会として次の2点からだけでも、見過ごす事が出来ないのでは?
1.国権の最高機関の議長がでたらめ行政府の配下に!副も!
2.選挙で自民で当選し議員が民主の閣僚に!
この2点だけでも、菅内閣不信任!せざるを得ないのでは?
これを放置するなら、菅内閣のみならず、国会不信任だ!!

 HNさん、メールありがとうございます。
 管改造内閣への怒りのお気持ちは痛いほどわかります。
率直に言って、ご指摘の二点は、まったくケシカラン話ですよね!
 国権の最高機関の長たる役職に就いた方を大臣に登用する側も、大臣の椅子に座る方もどうかと思います。
 かつても田中角栄内閣の時代に、そんなことがありました。
 その時代は、議長は内閣の下僕(というと少し言い過ぎかもしれませんが)自民党の一役職みたいな状況でした。
 その後、ロッキード事件などの全会派の話し合いだとかを通じて、議長裁定なるものも行われ、議長の権威が確立していったのと思われます。
 この歴史的な経過、三権の長としての権威の確立、議会制民主主義のある意味での象徴の方向の前進に逆行するもです。
 与謝野氏の起用については、まったくその通りで、氏は、安倍、福田、麻生の各首相のもとで大臣を務めあげた方です。
 最後の麻生首相のもとで三つの役職を兼ね、菅内閣の仙石官房長官の如き、中心人物だったのです。
 その政治執行者が、国民の「政治を変えたい」の声に打倒された人物なのです。
 自民党の中の自民党が、復活して民主党政権の目玉政策の担い手になるわけですから、デタラメ極まりないですし、”自民党返り”の皮肉な結果でしょう。
 このことを国民は厳しく批判するでありましょう。

 

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