こくたが駆く

「遠距離配転か退職か」を迫るJALリストラ 客室乗務員の皆さんから要請をうけ懇談 

P3310090  日本航空(JAL)は、大阪と福岡を拠点に勤務している客室乗務員510人にたいし、 7月から成田か羽田へ異動するか、4月9日〆切の特別早期退職優遇制度に応募するよう迫っています。31日、 この問題で客室乗務員の皆さんから実状を聞き懇談しました。

 大阪には約450人、福岡には約60人が所属。多くの乗務員が、大阪や福岡に自宅があり、子育てや介護をしながら働いているため、 ただちに転勤に応じることは難しいということです。JALは「6月末に拠点を閉鎖するので、7月から羽田か成田へ異動を」、または 「特別早期退職に応募を」と一方的に提示。
 まったく突然の提示であり、わずか1カ月で人生の大きな選択を迫るという、あまりにも乱暴なやり方と言わねばなりません。
 労働組合は、会社にたいし、大阪・福岡に住み続けながら乗務できるよう工夫すること、 当面4月9日の特別早期退職〆切を延期することなどを求めて交渉していますが、31日時点で会社側は〆切延期に応じていないということです。

 ぜひ、社会的問題にし、世論で包囲しこんなむちゃくちゃをやめさせねばなりません。 

 客室乗務員の皆さんは、 「閉鎖自体に反対せず、リストラにも出来る限り協力する。これまでも安全運航とサービス向上に努め、 再建にむけて頑張ろうと思っていたのに、なぜ客室乗務員だけが辞めざるを得ないように迫られるのか。 家族も含めて本当に悩んでいる」「せめて4月9日の特別早期退職〆切は延期して欲しい」「異動するにしても、子どもの学校や、 親の通院の問題などあり、猶予期間を設けて欲しい」と訴え。
 
大阪や福岡に住みながら乗務することは可能であること、 天候の影響など羽田から飛行機が飛べない時にも大阪や福岡に住む客室乗務員がいれば運航が確保できることについて説明をうかがいました。

 JALの提案は、 客室乗務員に無理な転勤を押しつけ、退職に追い込むことが目的としか思えません。 大阪と福岡の客室乗務員の皆さんが無理やり退職に追い込まれることがないよう、 まずは4月9日に迫った特別早期退職の応募〆切の延期へ、手だてをつくしていくことを確認しあいました。

 

 

 

 

 

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/04/01

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