トンネルじん肺救済法案(仮称)実現めざす院内集会

2016年11月22日

本日11時から、国会内で「トンネルじん肺救済法案(仮称)実現めざす院内集会」が開かれました。

 

原告団・船山団長2

 

全国トンネルじん肺根絶訴訟原告団代表船山友衛団長は、「だんだんだんだん年を取って救済できなくなる。私たちの求める一元的に管理することと、基金の成立はどうしてもやっていただきたい」と、痛切な思いを語りました。

私は、連帯のあいさつで、この願いに応えるためにも、我々国会議員が「どうしたら実現できるのか」、各党が原告団、患者会、弁護団と詰めた話し合いをする責任があります。議員立法という手もあります。原告のみなさんは諦めずにたたかっています。私たちはその声に応えるために、全力を尽くしますと発言しました。

 

こくたさん2

 

家族会代表石川フミ子副会長は、「ただその時代を一生懸命生きてきた、ただその仕事を一生懸命やってきただけなのに、なぜ苦しまなければならないのか…。私たちの願いはトンネルじん肺を根絶させること。1人でもトンネルじん肺を発症している限り、苦しんでいる患者や家族がいる。ゼロにしなければならない」と訴え。

 

また、訴訟弁護団山下登司夫幹事長は、なぜ基金制度が求められているのかを、次のように訴えられました。
ゼネコンが基金に反対している理由のひとつに、「労災保険をもらっているから」ということがあります。しかし、労災保険は事業者の過失は問われません。我々が求めているのは、労災以外の慰謝料部分を裁判をせずとも速やかに支払えというものです。重層下請構造のもと、それを利用して労働者を使い捨てにしてきたのがトンネル建設業界全体の責任として、構造的責任を負わせるものが、この基金です。この基金設立は、今後のじん肺根絶にもつながっていくものですと述べ、

 

団結がんばろう

最後に、与野党合わせて520名を超える国会議員が賛同しているものがなぜ実現できないのか。来年の通常国会での法律制定めざし、全力でとりくんでまいりますと、結びました。

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集会には、日本共産党国会議員団から清水忠史高橋千鶴子田村貴昭畑野君枝畠山和也藤野保史、真島省三、本村伸子の各衆院議員と、紙智子武田良介山添拓の各参院議員と私が参加しました。