山本農水相度重なる暴言許さない!辞職を要求。野党国対委員長会談

2016年11月2日

2日、野党国会対策委員長会談を開催しました。
会談では、1日の夜に、山本有二農林水産大臣の暴言が東京で開催された自民党議員のパーティーで、TPP承認案の強行採決に言及した自身の発言を「冗談を言ったら、首になりそうになった」との暴言と、TPP特委の締めくくり総括質疑開催についての対応を協議しました。

Jcp280-2062
会談で、山本大臣が、さらに「JAの方々が大勢いらっしゃる、(自民党議員の)ご紹介で農林省に来ていただければ何かいいことがあるかもしれません」と発言していることが、明らかになりました。

一度ならず二度までも、まったく許しがたい発言だ。山本大臣は、自身の発言を「立法府に介入する発言だった」と謝罪したばかり、国会と審議を冒とくするものだ。その上利益誘導型の発言は、言語道断だと厳しい批判が相次ぎました。

四野党国対委員長が、山本有二大臣の辞任を求めること。TPPを担当する主要な大臣の国会を冒とくする発言であり、特別委員会における締めくくり総括質疑を行う条件にないと確認し以上二つのことを自民党国会対策委員長に申し入れました(写真は、国対会談の報告を行った記者会見)。

自民党は、「本日のTPP特の質疑と採決は見送る」と伝え、委員会は開会されないまま流会となりました。
しかし、夕方には、政府に意向を確認したとして、山本農水相の辞任を拒否し、TPP特委の理事会で4日の委員会開催を委員長の職権で決定しました。

一方、議院運営委員会は、野党が山本農水相の暴言に抗議するもと、4日の本会議開会をこれまた佐藤勉委員長の職権で決めました。

日本共産党の塩川鉄也議員は、「山本農水相の一回目の暴言について、議運委員長の『今後は円満に』という仲裁で、TPP特において進められた審議を二度目の暴言は壊すものだ」と批判し、職権での決定は行うべきでないと主張しました。
委員長は、11月4日まで、二日間ある、(衆院)議長・副議長とも相談し、私自身も努力したいと述べました。