浮島丸「乗船名簿」問題で、京都民報社のインタビューを受ける
2024年09月1日
台風一過の1日、日本共産党京都府委員会の事務所で、浮島丸「乗船名簿」の、この間の経緯などについて、京都民報社のインタビューを受けました。
この問題は、強制連行された朝鮮人労働者やその家族らを乗せた旧日本海軍輸送船「浮島丸」が1945年8月24日、京都府の舞鶴港で爆発、沈没し500人以上が死亡した「浮島丸事件」を巡り、日本政府が乗船名簿は「不存在」としていた問題で、この間、ジャーナリストの布施裕仁氏が情報公開制度を駆使して名簿の存在を突き止め、それを受けて私が衆院外務委員会で追及。その後、宮崎厚労副大臣に私が申し入れ、厚生労働省として精査した結果、乗船者が記された名簿を75簿冊保有していることが新たに分かったものです。
写真は、厚労省が開示した名簿を示しインタビューを受ける私。
私は、まず浮島丸殉難者追悼集会に参加した際の感想を述べ、この間の国会質問や宮﨑政久厚労副大臣などとのやりとりを具体的に紹介しました。
その上で、「韓国政府と被害者遺族の名簿提出の協力要請に応えてマスキング(塗りつぶし)を外した名簿の提供を、来年、終戦80年の節目までに行うべき」と強調しました。
今後の問題として、①「浮島丸」沈没事件の悲惨な実態と真相を、後世に語り継ぎ、決して風化させないこと、②侵略戦争と植民地支配について、真摯に反省と謝罪を行うこと、③二度と再び「戦争への道」を進まないことを、戦後80年の来年に向け決意し、もっとキャンペーンすることの重要性などを語りました。
詳しくは、9月8日付京都民報をぜひお読みください。