滋賀県竜王町長選。旧知の環境学者・畑あきおさんの必勝を訴え!

2024年06月10日

9日午後、竜王町内の3ヵ所で、町長選挙に立候補を表明している旧知の畑あきお(明朗)予定候補の必勝をと応援に駆けつけました。町長選挙は、6月11日告示、16日投開票で実施されます。

まずは、畑予定候補と固い握手(写真)。

 

 

私は、畑さんとは、この間も、死傷者が多数出た熱海の不法投棄現場での土砂災害(山津波)などを契機とした「盛土規制法の改正」について意見交換し、私が国会論戦した際も意見交換を行いました。その内容が一部法改正に実りました。

写真は、竜王町「アグリパーク」前で司会をする橘せつ子・日本共産党町会議員

 

 

私は、まず「畑あきおさんとは、どういう方か」と切り出し、「土砂の不法投棄などを規制するために全国を駆け巡る日本を代表する環境問題の権威であり、行動する環境学者のトップリーダー」と紹介。同時に、「京都市役所で19年働いた方で、当時、大手の電機メーカーが川に公害を垂れ流していた時、上司の制止を振り切って現地で不法な企業を指導し、問題を解決した、いわば不正を許せない正義の方、勇気の方だ」として、「よくぞ今回の町長選挙に立候補いただいた。共産党ともともにたたかおうとする、その勇気と見識に心から敬意を表したい」と訴えました。

 

 

その上で、「今度の町長選挙の意義は2つある」として、「第一に、地方自治法にある「住民の福祉の増進」のための町政、住民の暮らし最優先の町政をつくるのかどうか。第二に、「裏金づくり・金権腐敗、暮らしと平和を破壊する岸田自公政権にNO!の審判を下す選挙だ」と強調。

 

 

第一の焦点に関わって、「現町長陣営は、9日の決起集会で、畑予定候補のことを『素人の方』『学者』だなどと言って、自分は『行政のプロ』と言ったそうだが、第一段階で83億円もつぎ込む竜王町のコンパクトシティ構想は、『大手ゼネコンのための仕事づくりのプロ』でしかないではないか」と厳しく批判。
「しかも、その計画内容もまったく町民には知らされていない」「町民合意の欠落こそが最大の問題であり、だから県の審議会でも『十分な住民の理解を得るような説明し、丁寧な議論や説明を』と注文をつけざるを得なかった」と指摘。

これに対し、「もともと竜王町自体が、コンパクトシティ(タウン)であり、現在の小学校や給食センターを改修・補修することで予算も少なく、住民のため、子どもらのための施策は可能だと具体的政策を提起している方が畑さんだ」と紹介。「ゼネコンのもうけのための『プロ』か、住民のために尽くす『素人』か、どちらがよいかはハッキリしているのではないか」「しかも、畑さんは正義の環境学者であり、行政にも精通したプロではないですか」と強調しました。

 

 

さらに、現町長のコンパクトシティ構想について、私は「町の財政の破綻をもたらしかねない」と指摘。「当初計画の概算経費55億円が、現在では83億円とされ、第2、第3段階では100億円を超える大型開発となる。現在の竜王町の財政規模は60憶円程度でしかない。こんな暴走を行うのが、果たして『行政のプロ』の仕事と言えるのか」「だからこそ県の審議会も『財政面でのより良い慎重な運用を』と注文をつけたのではないか」と問題提起しました。

 

 

第二に、国政との関係でも、「畑あきおさんの勝利で、自民党丸抱えの町政を変えよう」と提起。「裏金づくりにうつつを抜かす金権腐敗のプロに推された候補者でよいのか、しっかりと判断いただきたい」として、政治資金規正法改正が「同じ穴のムジナ」「自民・公明・維新のムジナ三兄弟によって、国民の願いとはまったくかけ離れたものとなった。ムジナさんには悪いが、このムジナ三兄弟は新しい抜け穴をつくることには本当に長けている」と指摘。「畑さん勝利で、自民党の金権腐敗政治にさようならの審判を下そう」と呼びかけました。

 

 

また、私は最後に、「政治は変えられる」と強調。「赤旗の報道に端を発した自民党ぐるみの裏金づくりが、これほど大事になると誰が想像したか。金権腐敗政治を許さないという世論は健在だ」と述べ、3つの衆院補欠選挙で自民党完敗にも触れて、改めて「畑さんの勝利で、竜王町から新しい政治の流れを。日本共産党は、最後まで全力をあげます」と訴えを結びました。

最終の訴え場所のフレンドマート竜王店前には「つくる会」のみなさんをはじめ、大勢の方々が駆けつけていただきました。ありがとうございました。