26日、外務委質疑「米軍指揮下でトマホーク日米一体運用」を暴露。

2024年05月9日

ずいぶん遅れました。失念しておりました。お許しください。
4月26日の衆院外務委員会で、私は、日本が購入する米国製巡航ミサイル・トマホークの運用で、自衛隊が米軍の指揮下に置かれ、日米一体運用が想定されていると告発しました。

 

 

日米首脳会談の共同声明は「米国は、日本がトマホーク・システムの運用能力を獲得するための訓練計画を開始する」と表明しています。
実は、海上自衛隊と航空自衛隊が米海軍の駆逐艦でトマホークの「対地攻撃」訓練を実施していることを示しました。

 

 

その上で、酒井良海上幕僚長が、記者会見で「システムとしては、日米がそれぞれのトマホークを保有し、同じ目標に対して攻撃を行うことは可能だ」「海自が一部米軍のシステム等を使うこともある」と述べていることを紹介しました。

これは、敵基地攻撃能力としての使用が想定されるトマホークの日米一体運用が想定されていることの証明と指摘し、自衛隊が米軍の指揮統制下に置かれるのは自明だと追及しました。

 

これに対し、答弁に立った鬼木誠防衛副大臣が「運用に係る意思決定は自衛隊が行う」と述べたのに対し、私は、「敵基地攻撃能力の攻撃目標の発見・識別・捕捉して攻撃を行い、その効果を確認する「キルチェーン」の構築が必要だ」と指摘。

 

 

事実、吉田圭秀統合幕僚長が「キルチェーン」の構築に関わり「トマホークは米軍の装備なので、さまざまな形で日米連携が行われていく」と述べているとして「キルチェーン構築も自衛隊単独ではできない。主体的判断を発揮する余地など無くなる。米軍の軍事行動に組み込まれることは明らかだ」と批判しました。

 

 

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