宗教者ネット、陸自幹部の靖国神社への参拝に抗議の集会開催。連帯のあいさつ。

2024年02月16日

報告です。14日、宗教者や市民が、陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長ら幹部が靖国神社に集団参拝した問題、宮古島駐屯地の宮古島神社参拝をうけ、国会内で抗議の集会を開催しました。

 

 

宗教者ネットの世話人の石川勇吉さん(写真上)は、主催者を代表し「靖国神社は、過去に国民を戦争に駆り立てるために存在していたことを忘れてはいけない」と強調。総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さんは、「平和憲法を敵視する動きが強くなる中でこそ、『憲法を守ろう』の声を粘り強く上げていくことが大事だ」と挨拶しました。

 

 

平和をつくり出す宗教者ネットなどが呼びかけ、60の団体と243人の賛同者で集団参拝に抗議する声明を発表しました。集会には50人(主催者発表)が参加しました。
日本共産党を代表して私が参加し、参院会派「沖縄の風」の高良鉄美参院議員(写真上、私の左)が参加し、ともに連帯のエールを送りました。

 

 

声明は、「二つの自衛隊幹部による暴挙は、計画性も連動性も疑われる」「宗教施設への部隊参拝を禁じた防衛省の事務次官通達(1974年)に抵触する」と指摘し、「憲法20条や89条にある『政教分離』の原則を破るものだ。さらなる戦争準備への軍靴の足音を感じずにはいられない」、「憲法の平和主義を遵守しなければならない」と訴えています。

 

 

私は、「ちょうどこの集会に歩調を合わせるように13日の予算委員会で、陸自幹部による組織的な靖国神社参拝をただしました」と報告。それを報じた14日付の「しんぶん赤旗」を示し、さらに予算委に提出した資料を提供し、安保3文書の下で戦前への回帰の策動を許してはならないと訴えました。