伝統工芸大学校「第28回 卒業修了制作展」を鑑賞。伝統工芸の未来が見える。

2024年02月12日

今年も、京都伝統工芸大学校(烏丸三条上がる)の「第28回 卒業修了制作展」が、京都伝統工芸館で10日から始まり(18日まで、入場無料)鑑賞しました。

 

 

入口には、卒業生でプロのなった方の木彫刻が。こちらは多聞天と持国天の彫刻です。
私は、東寺の持国天が好きで、自らを形相と言い、火が吹くが如きの持国天になぞらえています。

 

 

伝統工芸大学校には10専攻(陶芸、木彫刻、仏像彫刻、木工芸、漆工芸、蒔絵、金属工芸、竹工芸、和紙工芸、京手描友禅)と2コース(工芸コース、工芸クリエイターコース)がありますが、そのうちいくつかの在学生の作品を紹介します。

こちらは、蒔絵専攻の学生さんの「祇園祭」。昨年の祇園祭の山鉾巡行の順番通りに山鉾が描かれています。

 

 

こちらは和紙工芸専攻の学生さんの作品。和紙で作られた着物です。
帯も和紙なのですかね? 藤布のようにも見ましたが。キチンとお尋ねすれば良かったかも知れませんね。

 

 

こちらは、京手描友禅専攻の学生さんの「夢見蛤」

 

 

こちらは、漆工芸専攻の学生さんの作品です。