「第2回 染と織の展覧会」激励と鑑賞①

2024年02月4日

報告です。2日の夕刻、東京・中央区銀座にある時事通信ホールで開催されている「第2回 染と織の展覧会」へ。

 

左から西陣織会館館長の大槻ゆづるさん、私、西陣織工業組合理事長の舞鶴一雄氏(㈱西陣まいづる社長)、専務理事の西村鉄也さんと。

 

受付で、参院本会議終了後に駆けつけた倉林明子副委員長と井上哲士参院国対委員長(両参院議員)とばったり。

 

特別企画・伝統工芸職人による実演コーナーの「金彩加工」を見学。金彩加工は、京友禅の加工技術のひとつ。

こちらは、西陣織の職人さんによる「すくい機」の実演

 

御召のメーカーとして創業100年以上の「木屋太 今河織物株式会社(N180)」の今河夫妻と。
N180(ニシジン・ワンエイティ)」とは、西陣の「N」と「西陣のものづくりを180°ひっくり返す」というコンセプトで、「和装メーカー」としての顔を持つ3社(今河織物株式会社、株式会社安田、京都西陣おおば)が、和装というジャンルにとらわれず新たな挑戦をするために、数年前にスタートしました。

 

 

 

1914年創業で、1975年に五十嵐織物株式会社として設立。白生地を生機のまま、針を備え付けた特殊な刀で下絵を直接生地に彫りあげる「一刀彫」で有名。
先月(1月17日)に80歳になれたそうですが、要請があれば技術伝承や催事・出店の出張に行かれるそうです。

 

 

京都工芸染織展や京友禅競技会ならびに第40回工芸染匠作品展覧会の入賞作を展示されており、西陣織、京友禅、丹後ちりめんの最高の技術を拝見しました。

 

 

「染匠 あめや藤本」の藤本信彦氏と

 

今回は昨年より参加出店数が増え、京都の染織工芸の3産地(西陣織、京友禅、丹後ちりめん)の30社が一堂に介し、新作織物や友禅作家の染色作品など多数ありました。さらに、京都の魅力ある工芸品が集結する「京都伝統工芸マーケット」も同時開催され、初出店もありました。「京都伝統工芸マーケット」の紹介は次号で。