「読売」インタビュー。「どう闘うか?京都市長選挙」。

2023年12月17日

報告です。読売新聞京都総局から、「京都市長選挙」をどう闘うかのインタビューを受けました。18日くらいから連載予定と聞きました。

私は、今回の京都市長選挙の意義について、京都市民の暮らしと未来に関わる選択であると同時に、今日の岸田自公政権への審判を下す重要な意味を持っているとまず強調しました。

そして、いわゆる「相乗り」についても、見解を述べました。
自民党の政治とカネの大きな疑惑、政治資金パーティーめぐる裏金疑惑は底なしの状況を呈している。その自民党丸抱えの事態が本質だ。京都の場合は自民党京都府連の「マネーロンダリング」事件も記憶に新しい。
(反社会的勢力)統一協会と岸田総理の広告塔の役割と依然としてズブズブの関係。
その上、30年来のコストカット経済の転換と言うが「経済無策」国民から総スカンの「減税」対策。さらに、増税の大軍拡と敵基地攻撃能力保有論に基づく戦争する国づくりなど、辺野古の新基地建設の強行など上げたらきりがない、国民の声を真っ向から踏みにじる政治の自民党と組むのかが問われる。

 

 

維新主導の候補者も、万博の強行、博打のカジノ推進、北陸新幹線などのムダな事業、「行革」の名での暮らしを押しつぶす政治は、自民党と同じ古い政治に他ならない。「改革」を標榜しても、現市長提案に99%賛成が実態だ。
対決点は、「『オール与党』勢力による市民不在・悪政の競い合いか、それとも市民と日本共産党が共同で支え「くらし。ここから京都再生」を訴える福山さん」かの闘いだ。

次に強調したのは、「地方自治とは何か」ということです。地方自治法の第一条にあるように「住民の福祉の向上」が目的だ。
現市長は「社会的な課題の解決を行政がやる時代は終わった」と述べ、公共を投げ捨て、民間に任せるという考え方を示した。新自由主義の考え方の最たるものだ。
杉並の岸本聡子区長が提唱する「公共の役割」こそ今求められている。

福山和人さんの魅力についても語りました。
①京都市政の根本的転換・「変革」の凛とした姿勢。
②京都市財政、人口減少問題、観光とまちづくりなどの課題に、「くらし ここから京都再生」と訴えているように、「目線の確かさ」にある。アイデア豊富で「子育て全力応援 すぐやるパッケージ。5つの無償化へ」などがその例だ。
③弁護士としてアスベスト訴訟に取り組むなど常に弱者の味方として活動してきた。市民の声、怒りが背景にあるし、大義を掲げていること。

最後に前回市長選挙の最終盤に行われた「共産党の市長は『NO』なる新聞広告と絡んで「反共」宣伝についても問われました。
その新聞広告に名を連ねた9名の方の内ほとんどが了承していなかった事実も指摘した上で、反共攻撃だけを旗印にして、脅し・分断を持ち込むやり方は民主主義に反すると強調し、私たちは、そのような脅しを乗り越える意気込みと力があると述べました。

公共とは何か、行政の果たすべき役割は何かを、市民に問いかけていきたい。私たちは、「住民の福祉の向上」に力を尽くすことによる暮らしを支える改革で、京都が京都であり続ける未来をつくっていきたいと結びました。

 

 

記者の方も長時間にわたるインタビューお疲れ様でした。
どのような記事にするのかもたいへんですね。