京都府日本共産党後援会総会で「記念講演」。

2023年11月27日

26日、京都市内で開催された京都府日本共産党後援会総会で、記念講演を行いました。

後援会総会の冒頭、京都市長選への立候補を表明している福山和人弁護士が、①子育て世代の流出、②財政危機という「京都市政の2つの大問題」について指摘。子どもの医療費の18歳までの無料や中学校給食の実現・半額支援、国保引き下げなど「5つの無償化」政策、大型開発見直しや中小企業支援など「財政再建・京都モデル」の提起について詳細に語り、「なんとしても勝つ。勝たねばならない」「京都府後援会のみなさんの旧に倍する支援をお願いしたい」と決意を表明しました。

 

 

また、森川明弁護士・後援会代表世話人が、主催者を代表して挨拶。岸田政権の行き詰まりなど「情勢の大きな変化」に触れ、京都市長選、続く総選挙での勝利をと訴えました。

 

 

来賓として堀川あきこ・近畿比例予定候補(京都2区重複)が、イスラエルの「戦闘中断」は、いずれ戦闘の「再開」を前提としているとし、「即時停戦を」と訴えるとともに、アメリカの顔色を見る岸田自民党政権の弱腰を強く批判しました。

島田けい子京都府会議員団長、西野さち子京都市会議員団長も来賓として挨拶しました。

 

 

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記念講演に立った私は、まず「国会情勢の中心ポイント」として、政権末期の状態を呈している岸田内閣の退陣を求めるたたかいと同時に、「日本共産党の役割が光っている」という角度で情勢を捉えることの重要性を強調。

イスラエル・ガザ紛争でも日本共産党の外交活動が光っていること、自民党五派閥の政治資金パーテイー不記載の闇に切り込んだ「赤旗」のスクープ、世論調査で岸田政権が自民党の復帰以来最低の支持率であること、経済政策への国民の不信任などを具体例にあげ、「末期症状の岸田政権」について、リアルに報告しました。

 

 

その上で、「補正予算への対応で、各党の立ち位置がより鮮明に」なってきたこと、「悪政4党連合」の有害な役割との関係で、「問題の大もとにある米国言いなり、財界中心主義に正面から切り込める日本共産党の役割」について強調しました。

 

 

「京都市長選挙の重要な意義と共闘問題」について、「国会で自民党を批判する政党が、京都では自民党に協力していることは、決定的な矛盾」と指摘。「自民・公明の悪政と相乗り・野合すること自体へ、徹底した批判を浴びせよう」と呼びかけ、「2019年、倉林明子さんの京都市内部の得票は14万票、翌年の京都市長選での福山和人氏の得票は16万票。日本共産党と後援会の真剣な頑張りがなければ、勝利は展望できない」と強調しました。
また、立憲民主党の泉健太代表と志位和夫委員長の合意や、「市民連合を介して、政策協定の段取りを模索している状況」など、全国レベルの共闘の状況についても言及しました。

 

 

講演の最後に、私は「日本共産党を強く大きくして選挙をたたかおう!」として、(1)日本共産党第29回大会決議案を力に、後援会活動も豊かに前進を。(2)党勢拡大、世代継承の大運動にご協力を。特に、2年連続して拡大目標を超過達成した民青同盟前進の奮闘と教訓にも学び、大いに奮闘を。(3)日本共産党への攻撃を一緒に打ち破ろうと強調。

山本宣治、国領五一郎、河上肇、谷口善太郎、蜷川虎三、京都解放戦士など、京都の先達のたたかいに学びつつ、「今日、反共攻撃で党の前進を阻む作戦を打ち破って、党と後援会がいっそうの成長を」と呼びかけ、「京都府後援会出番の情勢。意気高く元気にはつらつとたたかおう」「暮らしの破壊、憲法を踏みにじる戦争への道の動きに正面から立ち向かおう」と講演を締めくくりました。