衆院近畿比例予定候補の「そろい踏み宣伝」@兵庫県で訴え。

2023年10月15日

14日、衆院近畿比例予定候補(たつみコータロー、堀川あきこ・京都2区重複、清水ただし・大阪4区重複、こむら潤・兵庫8区重複)と、私・こくた恵二がそろって、兵庫県の3ヵ所(JR明石駅前、JR元町駅・神戸大丸前、JR尼崎駅・キューズモール前)で訴えました。

1ヵ所目のJR明石駅前では、辻本たつや明石市会議員(写真左端)が司会を務めました。

訴えるのは地元・明石高校に通学していた、こむらさん。

 

 

私はまず、比例近畿ブロック予定候補の陣容について、「多士済々、ジェンダー平等、試されずみの候補者」と紹介しました。
そして「今日の各候補者の訴えは、京都で言うと南座のお芝居を観るよりも楽しんでいただいたのではないか」と切り出すと、大きな笑いと拍手が起こりました。

 

 

私は、「今回の選挙は、端的に言って政党選択の選挙だ」として、「日本共産党はどういう党かを知ってもらいたい」と強調。

その第一は、「大企業中心の政治の歪みをただし、国民に希望の道示す党であり、経済再生の明確なプランを示している党」と紹介し、「経済再生プラン」の概要を紹介したチラシを掲げ訴えました。

 

 

先日のNHK日曜討論で、「経団連は、少子化の対策の財源として『消費税の増税から逃げるな』と言った。言語道断だ」「私は、むしろ『法人税を元に戻す増税から逃げるなと言いたい』と発言すると、それへの反響が大変大きい」ことを紹介し、「ここに、大企業優先の政治にメスを入れ、正面から立ち向かえる日本共産党の真骨頂がある」と訴えました。

 

 

第二に、私は「アメリカ言いなりの大軍拡に真正面から立ち向かい、平和の対案を示す党だ」と日本共産党を紹介。維新の会などが「核の使用にメリット」「核が最大の抑止力であることから目を逸らすな」「改憲発議を来年7月までに」と、自民党を右からあおっている現状と対比し、日本共産党が「日中関係の前向きな打開のために」との提言を発し、平和友好の積極外交を展開していることを力説しました。

写真は、元町の神戸大丸前で訴える右から、加藤けんじ衆院兵庫3区予定候補、ひびゆうこ兵庫4区予定候補、私、清水・たつみ・堀川・こむら、の各比例予定候補、武内由美子兵庫2区予定候補、地元の、ふじすえひろみ兵庫1区予定候補。司会を務めた、ねりき恵子前兵庫県会議員

 

 

 

また、私は「いま、日本共産党バッシングのキャンペーンに挑む」として、「日本共産党弾圧の歴史から、何を学ぶのか」と問いかけ、関東大震災百年と神戸中卒業の竹久夢二、同じ神戸中の先輩後輩の間柄である山本宣治とのなれそめをや新聞への投稿を紹介しました。

写真下は、地元兵庫8区のJR尼崎駅前で訴える、こむらさん。司会は、庄本えつ子県会議員が務めました。

 

 

最後に、私は「反共は戦争前夜の声」と喝破した蜷川虎三元京都府知事が、当選後の京都府議会でも、「反共の声をあげるというようなときは、ただ軍国主義的な意向のみを強くしてあらゆる思想を圧迫するのが歴史的な事実である」と答弁したことをあげ、「今私たちはこうした歴史の教訓に学びたい」とした上で、兵庫県の日本共産党の革命的伝統について、以下のように紹介しました。

 

 

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以下、兵庫県における日本共産党の革命的伝統について(メモ)

(1)立花敏男、井之口政雄、浦井洋、木下元二、藤木洋子、堀内照文の各衆院議員と、安武ひろ子、大沢辰美の各参院議員を輩出。勝利目指す闘いの過程で党勢を倍加して臨んで来た。

――【明石市】【神戸市】――

(2)「八時間労働発祥の地」の碑。戦前の闘いの金字塔。
1921年、川崎・三菱両造船所その他3万人の労働者たちが、賃上げと労働組合の公認などを要求して、45日間の長期にわたって闘った。それに先立つ1919年秋には川崎造船所で8時間労働などを求める闘いがおき、10日間の闘争を経てついに、8時間労働を認めさせた。いまハーバーランドに「八時間労働発祥之地」という碑が建立。

(3)農民運動の発展。日本農民組合が神戸で創立大会。県議で全国初の議席を得た。
兵庫は、全国一の小作争議地帯と言われ、淡路、東播、西播で県連は6000人。1926年に県の共産党をつくった。1927年、第一回普通選挙実施による県議選で、県党は、明石海峡を挟んだ旧三原郡で長尾有を労農党から立候補させ、党として全国で初めて議席を得た。

(3―2)戦没した船と海員の資料館。「海に墓標を 海員不戦の誓い」(神戸市)
軍国日本の敗北まで、多くの船員と民間船舶が戦時動員され、犠牲となった。「海に墓標を」は、絶対に記憶を風化させてはならないと叫ぶ船と人の無言の訴えである。「平和な海は絶対の生存条件であり、われわれ船員は再び海を戦場にしてはならないと決意する」(海員組合代表の訴え)。

(4)非核「神戸」方式を誇りに(日本共産党神戸市会議員団の役割)。1975年の神戸市議会の決議。「核兵器を積んでいない」証明書(非核証明書)の提出をすべての軍艦に義務付けたもの。決議後48年間米軍艦の入港はゼロ。→核兵器禁止条約第一条の「禁止」の項目に盛り込まれた。

(5)暴力を伴う歪んだ同和行政と闘い、公正な行政を実現した民主主義と勇気の党。
兵庫各地で起こった歪んだ同和行政と、部落解放同盟の暴力。八鹿高校事件などはその典型。1974年11月に兵庫県南但馬地方の八鹿町(当時)で、八鹿高校教職員70人に対し、数百人の「解同」(部落解放同盟)の無法者が襲いかかり、同校内で拉致監禁。殴る、ける、気絶したら水をかけるなどの暴行を働き、56人が重軽傷を負った。
当時、警察も暴力を見て見ぬふり、メディアも解放同盟の暴力的糾弾を恐れて沈黙の中で、生徒、教職員、町民のみなさん、民主勢力の活動と日本共産党が国会で追及して真実を天下に知らしめた。

(6)阪神淡路大震災の救援活動。市民と政党の立法作業。小田実さん「人間の国」かと訴える。
国民の苦難軽減の立党の精神の発揮。個人補償の制度を提言。避難所、仮設住宅のあらゆる場で草の根での救援・復旧活動に、県民復興会議の皆さんと取り組んだ。

――【尼崎北・キューズモール前】――

公害闘争。阪神淡路大震災復興の取り組み。合志病院院長合志先生の献身的活動。市民と野党の共闘で40年間闘い続けて来た尼崎。