「マイナンバー問題追及委」第9回会合、本田滝夫龍谷大教授が講演。
2023年09月12日
11日、国会内で、日本共産党議員団の「保険証廃止撤回・マイナンバー問題追及委員会 第9回」の会合を開催。
今回は、本多 滝夫・龍谷大学法学部教授の講演を受け、意見交換・質疑を行いました。
本田氏は、講演で「国・自治体行政のプラットホーム化、デジタル化原則とアジャイル原則（仕様を固定せず変更を前提に機敏かつ柔軟に開発し、常に検証を重ねること）、マイナカードの市民カード化、デジタル行財政改革について」政府の狙いや現実の問題点など詳しく報告しました。
マイナンバーに紐付けられる個人情報の集積により、国民は、国から、行動変容を促されたり、矯正されたりする「監視社会」になっていく危険やマイナンバーカードの「市民カード化」により、「マイナンバーカードを持たないと、この世の中では生きていけなくなる」との指摘は重要でした。
塩川鉄也衆院議員（党追及員会責任者）は、岸田文雄総理が掲げる「デジタル行財政改革」について、「行政リストラを推進するツールとして使っていく動きが前面に出てくるのではないか」と問題提起。本多氏も「自治体の行政リストラを進めていくのはデジタル化のポイントだ」と応じました。