共産党国会議員団「マイナ追及委員会」第一回会合。保険証廃止撤回を!

2023年06月29日

報告です。27日、日本共産党国会議員団は、「保険証廃止撤回 マイナンバー問題追及委員会」(責任者:塩川鉄也衆院議員、事務局長:伊藤岳参院議員)を発足し、第1回会合を開催しました。

 

 

小池晃参院議員(党書記局長)は「マイナンバーカードについて、2013年から反対してきた。もともと社会保障抑制の発想。マイナンバーカード普及のために紙の保険証を廃止するという国民皆保険制度にとって深刻な矛盾を引き起こしている。党議員団として全力でこの問題に取り組む」とあいさつ。

 

責任者の塩川鉄也氏は「終盤国会で、国民の疑問・怒りの声が広がった。保険証廃止の撤回を求める運動を大きく広げ、マイナンバー制度そのものの問題を追及するために、知恵と力を合わせる機会としたい」と訴えました。同委員会は、党議員全員が構成員。

 

 

デジタル庁、厚生労働省、総務省から、トラブルの全体像や「マイナンバー情報総点検本部」の点検内容等についてヒアリングを行いました。

ヒアリングを通じて、政府の「総点検」の対象にコンビニ交付サービスでの証明書の誤交付やマイナポイントのひも付け誤りは含まれておらず、「マイナポータル」で表示される29項目の情報のうち誤登録の「リスクの高い事項」(デジタル庁)に限って全データを点検することが政府側の説明で判明。
「総点検に値しない」「総点検本部は、政府の“やった感”だけを強調する印象だ。このままでは国民が持っている不安には対応できない」ことが明確になりました。

 

 

同委員会は、今後は週1回程度会合を開き、現在の健康保険証を来年秋に廃止する政府方針の撤回を求めていくことを確認しました。