和歌山県「日本共産党 時局演説会」で、総選挙での党の躍進を訴え。

2023年06月28日

報告です。25日、和歌山市内をメイン会場(和歌山市プラザホープ)に、県内11カ所をネット中継でつないで「日本共産党 時局演説会」が開催され、訴えました。

司会は、奥村のり子県会議員が務めました。

 

 

まず、主催者を代表して和歌山県日本共産党後援会代表の小野原聡史弁護士(写真下)から、「今日は、終わったばかりの国会の状況について、普段は報道されないことも含め、こくたさんにたっぷりとお話しいただきたい。岸田自公政権による戦争の準備など国民不在の政治が行われています。憲法の力で平和を守っていくということをともに誓いたい」などと挨拶いただきました。

 

 

私は、はじめに、「一昨日、私は、次の総選挙に出馬しない旨、記者会見したばかりですので、1996年の総選挙以来、衆院近畿比例候補として,和歌山のみなさんにもたいへんお世話になった。このことへの感謝を述べたい」と挨拶しました。

会場は満員の盛況、何度も椅子を継ぎ足す状況でした。参加のみなさんありがとうございます。

私は、総選挙での日本共産党の必勝を訴え、来るべき総選挙に臨む構えとして、「アメリカ言いなりでええのか、大企業・財界を中心とした暮らしを破壊するやり方でええのか、人権無視する社会でええのか。この三つの『ええのか』を総選挙で問い、たたかっていきたい」と訴えました。

 

 

そして、「後退した地方選挙の結果を、ちょいと難しいが政治対決の弁証法のなかでとらえることが大切」として、①日本共産党の封じ込めをはかる大逆流との生きた攻防のプロセスの中で、統一地方選挙の結果を捉えること、②具体的には、2021年総選挙で立憲と政権協力の合意を結び、選挙協力の体制つくり「本気で政権交代」を訴え、大攻勢をかけたことの歴史的たたかいと意義。これが、支配勢力から見れば心底恐ろしい展開であり、危機感にかられての共闘攻撃、共産党攻撃が行われたが、共闘勢力で一本化した59選挙区で勝利できたこと、③2022年の参院選で、党と野党共闘への攻撃が続き、そこにロシアのウクライナ侵略が起こり「二重の大逆流」との激しい闘いとなったが、これを押し返す大奮闘が行われた点を強調。

「政治闘争の弁証法とは、党は前進する時もあるが後退する時もある。くよくよしないで頑張ろう」ということではない。党の前進が、「結束した強力な反革命」をつくりだし、それと真正面から立ち向かうことによって、党が鍛えられて「ほんとうの革命党に成長するプロセス」として捉えることが重要だと訴えました。

また、こうした大奮闘をさらなる本格的な前進につなげる上での最大の鍵が、「党の自力の問題」だと強調しました。

 

 

通常国会との特徴として、「端的に言って,党と国民のたたかいの中、『せめぎあいの様相』であり、自民・公明、維新・国民の『悪政4党連合の犯罪性』が浮き彫りになったと指摘。①マイナ保険証の問題、②入管法改悪問題、③LGBTQ法の問題、④軍需産業支援法の問題点について、詳しく国会論戦の内容を紹介し、「悪政4党連合」のそれぞれの果たした役割についてリアルに指摘しました。

 

 

さらに、「戦争への道か、憲法に基づく平和の道か。歴史的岐路に立った日本共産党の論戦と奮闘」について報告。「日本共産党は、憲法に基づく平和外交をとして、ASEANのように。紛争を戦争にさせないことを訴えている」として、「いま必要なことは、対立・緊張関係にある米国と中国との関係を遮断することではなく、両者を含む包摂的な対話の枠組みをつくること。戦争を回避するための真剣な対話と協力を進めること。日本は憲法九条を持つ国として、そのような平和外交の中心に立つべきだ」と強調。

日本共産党の「日中関係の前向きな打開のために」提言の重要性を述べた上で、「平和の党、日本共産党をいまこそ強く大きくして,総選挙をたたかい、勝利しよう」と呼びかけました。

写真下は、演説会前に、左から南畑さち代和歌山市議、奥村のり子和歌山県議、私、森下さち子和歌山市議と撮影。

 

 

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講演の後の「質問コーナー」では、①中国と台湾の関係をどう考えるか、②維新の会について、どう語れば良いのか,③日本共産党は「閉鎖的、異論を許さない党」だとの意見についてどう考えるか、④野党共闘の現状について,どう見ておられるのか、⑤こくたさんの入党のきっかけは?などの質問について、それぞれ丁寧に答えました。

「野党共闘について」は、日本共産党の前進の度合いが野党共闘の再構築の土台をつくるとし「日本共産党へ入党していただき、党を強くすることが野党共闘を前進させる最大の力だ」と答えました。

参加者からは、「共産党が異論を許さない体質ということについてモヤモヤしていたが、お話を聞いてとてもすっきりした。演説会に来て良かった」などの感想が寄せられたそうです。