狩野派の杉戸絵「萩と兎」と、ふすま絵「群獣に草木」を公開@京都御所

2023年01月9日

 

報告です。京都御所では、今年の干支「卯」にちなみ、京都御所や桂離宮に伝わるウサギの絵が描かれた建具の特別展示を行っており、8日に立ち寄りました。(9日、終了)

 

 

今回の特別展示は、桂離宮の杉戸絵「 萩に兎 」と、京都御所のふすま絵「群獣に草木」の2作品で、 宜秋門(ぎしゅうもん) 番所に展示されています。

「萩に兎」は、江戸時代初期に活躍した狩野派の絵師の作品で、萩の中に穏やかに座ったり、何かに気づき振り向いたりするウサギが描かれ、26年ぶりに公開されたもの。

 

 

「群獣に草木」は、動物を得意とした幕末の絵師・岸連山(1804~71年)の作品。ウサギのほか馬や牛、桜やアザミなどが、ほのぼのとした筆致で表現されています。こちらは、44年ぶりの公開。