京都府亀岡市「党と後援会決起集会」で、市会3予定候補の必勝を訴え

2022年12月4日

 

3日は朝から、年明けの1月15日告示、22日投開票で市会議員選挙がたたかわれる亀岡市の「党と後援会の決起集会」に参加。
日本共産党の3予定候補(三上きよし・市議2期、片山てるお・新人、大西やす・新人)の必勝を訴えました。写真左から、苗村京都口丹地区委員長、片山予定候補、大西予定候補、私。

 

 

集会では、まず苗村地区委員長が、「選挙戦の意義と争点、共産党亀岡市会議員団の役割と値打ち」を述べ、「選挙戦は、現時点で定数24に対し11名オーバーの多数激戦。これまでにない激しい票の奪い合いが予想され、各地域ではすでに『日本共産党は大丈夫』という攻撃がされており、これを打ち破って必ず勝利しましょうと呼びかけました。

 

 

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私は、「亀岡市議選の様相と意義などは、先ほどの地区委員長報告で鮮明」としたうえで、亀岡市政をめぐって2点を強調しました。

 

 

第一に、「日本共産党亀岡市会議員団のかけがえのない役割を語りぬこう」ということです。

私は、党の行った「暮らしのアンケート」で、「現在の市政に『不満』『やや不満』が60%。民間機関の『住よさランキング』でも、亀岡市の客観的順位は京都府内15市中最下位。全国順位は、812市・特別区中668位。多くの市民が『暮らしにくい』と感じている」と指摘。

これに対し、「大山崎町では、国保税の2年間凍結、水道料金基本料の14カ月減免、子どもの医療費無料化の前進、中学校給食無料化めざすなど、暮らしを支えることで、人口が増え、町財政も豊かになるという好循環が生まれている。国の悪政の下でも、地方自治体にできることはたくさんあり、①悪政にキッパリ反対を貫き、②無駄遣いのチェック機能を果たし、③住民の運動と連携し、住民要求の実現に奮闘し、亀岡市政を動かすのが日本共産党の3人。ぜひこの点を周りのお知り合いに広げていただきたい」と強調しました。

第二は、「亀岡の選挙ではあるが、京都府・市をめぐる点についても広く視野に入れて訴えよう」と強調。とりわけ、「北陸新幹線延伸問題は、全府的な大きな争点であり、地下40メートルをシールドで掘り続ける大型開発は、大手ゼネコンのための事業。2兆1,000億円ものムダ遣いで、京の地下水と環境に大影響を与える北陸新幹線延伸か、命と暮らしを守る政治か、と大きい構えで訴え抜こう」と呼びかけました。

 

 

そのうえで、訴えの後半で、私は、①「潮目が変わりつつある。亀岡の審判で、岸田内閣打倒ののろしを」、②暮らし、経済の立て直しと賃上げ問題、③防衛力強化の「有識者会議」報告書と平和の岐路に立つ日本、④統一協会問題をめぐる国会情勢、自民党の深刻な癒着問題について報告しました。

特に、岸田政権が5年間の軍事費を43兆円を指示し、戦争を想定した「総合的な防衛体制の強化と経済財政の在り方」を検討する「戦時国家体制づくりの青写真」を描いていると厳しく批判。

地元紙京都新聞が「社説」で、「戦争避ける議論こそ必要」「まるで国を挙げて戦争に向かうためのような内容に驚かされる」「反撃能力の発動要件として、直接攻撃を受けた場合以外に密接な関係にある他国への攻撃も排除しない考えを示した。これは米国の戦争に日本が参戦する道を開くことにならないか」「求められるのは、外交や国際協力と合わせた幅広い見地からの、戦争を避けるための防衛議論ではないか」と喝破していることを詳しく紹介し、「今こそ、大軍拡反対の一点での幅広い共闘を進めようではありませんか」と強調しました。

また、「平和の党として、大軍拡路線に断固立ちはだかることのできるのは、日本共産党。この点で確信をもって打って出よう」と呼びかけました。

さらに、統一協会問題での国会論戦にふれ、「被害者救済は急務。そのためにも、焦点になっている点について、現法案3条の配慮規定を禁止規定に変更することなど、新法を真に実効あるものにする必要がある」と指摘。私の衆院外務委員会での論戦もあわせて紹介しました。

最後に、「口丹地区、亀岡の党の伝統とたたかいの歴史に誇りを持って奮闘を」として、「小島共産党員市長を実現し、日本に政治革新の先頭に立ってきたのか亀岡の党と後援会。この選挙、必ず勝利しようではありませんか」と結びました。

 

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大西やす予定候補は、「候補者発表以来、約600人の市民と対話し、切実な暮らしの願いを聞いてきた」として、「教員36年の経験を生かして、子育ての施策を前に進める」と決意表明。

 

 

「これは祖父が平和を願って読んだ詩です」と紹介(写真)しながら、「大軍拡の中で、平和と暮らし破壊を許さない3議席を必ず」と訴えました。

 

 

片山てるお予定候補は、①物価高から暮らしを守る5つの緊急提案、②水害など防災に強い亀岡のまちづくりを訴えた上で、③「今、私の地元では3分の1の農家が廃業の瀬戸際に立っている。食料自給率向上のためにも、大規模農家への支援一辺倒でなく、小規模な家族営農を応援する仕事をさせてください」と、「食っていける、暮らしていける農政」への転換を訴えました。

 

 

なお、三上きよし予定候補・市議団幹事長は、都合により欠席でした。