京都市伏見区の醍醐地域、向島地域の「演説会」で訴え

2022年11月23日

 

23日、来春の統一地方選挙勝利を目指し、京都市伏見地区委員会の2つの地域での演説会に参加し、訴えました。

写真下は、左から、ばばこうへい京都府会議員、私、赤坂仁京都市会議員。

 

 

1か所目の醍醐・日野地域は、ばばこうへい京都府会議員、西野さち子京都市会議員の担当地域。私は、まず「なぜ今、演説会の開催か」と切り出し、「鹿児島県に行っても、長野県に行っても、どこでも『共産党は遅い。他党はもうあいさつにきたで』と声がかかる。選挙戦はすでに激しい争いが始まっている」と強調しました。

 

 

そのうえで、京都府・市政の争点、党議員の値打ちについて、「府会、市会とも、日本共産党以外の『オール与党』は、知事や市長の提案に何でも賛成」「地方自治体の役割は、『住民の福祉の増進』にあり、命と暮らしを守る役割がある。何でも賛成の『オール与党』か、住民の願いを実現する日本共産党の議員か、ここに最大の争点がある」と強調しました。

とりわけ、コロナ禍のもと、京都の病院長らが、「イエローカード」「レッドカード」を発して医療ひっ迫の窮状を訴える中、「公衆衛生・保健医療体制を後退させてきたのが自民党政治であり、医療・福祉の充実を訴える共産党議員団の役割がますます大きくなっている」指摘。そして、馬場、西野議員の値打ちを紹介しました。

西野市会議員については、「6期24年、市議会での質問は、実に1万3818回を数える。大型公共事業のムダ遣いただし、京都市財政を救う抜群の働きは、まさに表彰もの」として、西野さんの追及で、山科の焼却灰溶融炉(建設費170億円、運営費年間20億円。総額600億円のムダ遣い)や、京都市内高速道路3路線の中止(建設費2900億円)をストップさせてきた実績を紹介しました。

馬場府会議員については、「府議3期12年。いまや12名の府会議員団で論戦をリードする、若き論客」として、「今度5人目のお子さんが生まれる。子育て世代の願いをよく分かった議員であると同時に、住民とともに粘り強く運動し、6年越しの運動で、行政の厚い壁を打ち破り、高齢化が進む府営小栗栖西団地へのエレベーター設置をさせたのが馬場さんだ」と紹介しました(机の右端が西野議員)。この訴えの後、次の会場の向島へ向かいましたので、西野議員の訴えている写真が撮れませんでした。

 

 

向島地域の演説会では、地元の赤坂仁市会議員について、「国会で文春砲、赤旗砲が炸裂すると政治が動くが、伏見区では赤坂砲だ」として、「2018年の大阪北部地震の際、伏見でも屋根瓦が落ちる被害が多発し、現地に急行したのが赤坂さん。京都市に『ブルーシートを配布すべき』と申し入れると、市の担当は『コーナンで買ってほしい』との対応。赤坂さんが怒って、議会でも追及すると、翌年8月、京都市はブルーシートの無償貸与を決め、それから常備するようになった」と紹介。これには、「そうやったな」などと、大いに会場がわきました。

 

 

また、両会場で、国政問題について、松本剛明・新総務大臣の政治資金疑惑を「しんぶん赤旗」本紙がスクープしたことを紹介し、「政治の潮目の変化」と党と赤旗の役割を強調。統一協会問題と自民党との関係について、とくにその癒着が「政策協定」にまでおよび、政治がゆがめられていることを指摘。国際勝共連合が提唱した「自衛隊明記、緊急事態条項の創設」が、そのまま自民党の改憲4項目となっていることを暴露しました。

さらに、京都府・市会で、「統一協会との癒着真相の究明」「被害者救済」など当たり前の意見書に自民党が反対した事実を紹介し、「まともな反省すらせずに、真相究明と被害者救済を妨害する自民党に政治を任せるわけにはいかない」と厳しく批判しました。

 

 

最後に、22日の「政府有識者会議」の報告で、「単に軍事費を積み増しするというだけでなく、予算の編成から執行に至るまで、国の財政と施策のすべてを『軍事』に従属させ、軍事国会への危険な道を歩もうとしている」ことを紹介。併せて「平和を願う国民的世論は健在」としたうえで、「大軍拡を許さず、憲法9条に基づく平和外交こそ、の国民的な対話と運動を巻き起こそう」と呼びかけました。

さらに、「日本共産党は党をつくって100年。反戦・平和の党としての真価を発揮しよう」「旧京都2区は、労農党代議士、山本宣治こと『山宣』以来の歴史と伝統を引き継いだ、故・寺前巌さんの地盤中の地盤。この伏見区でこそ府会2名、市会3名の全員当選で、さすが伏見区だといわれるような大きな奮闘を」と呼びかけました。

 

 

小雨がぱらつく足元の悪い中、たくさんの皆さんに参加いただき、ありがとうございました。