与野党国対委員長会談//野党国対委員長会談//ぶらさがり

2022年11月22日

 

21日、国会内で寺田稔総務大臣の更迭を受け、与野党国対委員長会談を開催。

高木毅自民党国会対策委員長から、寺田総務大臣の辞任について報告がありました。

私は、「一カ月の間に、3人も大臣が辞任する、異常な事態だ。岸田文雄首相の任命責任は極めて重大だ」「新総務大臣の所信表明も行わていないもとで、かつ、第2次補正予算に関わり、関連法案の責任者でもある総務大臣の辞任は、補正予算審議の前提を欠いている。同日予定されていた第2次補正予算案の本会議質疑は行うべきではない」と主張しました。

その上で、「葉梨法務大臣の辞任の際も、4党は本会議を開催し、総理の説明と謝罪を求めた。今回も本会議を開くにあたっては、当然、岸田首相の説明と謝罪が必要だ」と述べました。

 

立憲民主党の安住淳国対委員長は、「首相の決断は遅きに失した。もっと早く事態収拾に動きべきだった。大臣辞任は3人目であり、国政が停滞したと言わざるを得ず、任命責任を厳しく問う」「オーソドックスに言えばこくたさんの発言の通りだ」と指摘しました。

自民党の高木毅国対委員長は「国会の審議に重大な支障をきたしたことについておわびする」と発言。公明党の佐藤茂樹国対委員長は、寺田総務相が政治資金を所管する大臣にもかかわらず、相次いで明らかになった自身の政治資金問題について説明責任を果たしてこなかったとして謝罪しました。

 

 

同日、午後に開かれた衆院議院運営委員会の理事会では、日本共産党の塩川鉄也議員は「寺田大臣の更迭は、政治資金規正法、公職選挙法を所管する大臣が違反を行ったものであり極めて重大だ。辞めるのは当然だ」「補正関連法案の所管大臣が辞めたことにより総理が謝罪と説明、質疑に応じることを考えれば本会議の開催は見送るべきだ」と主張しました。

しかし、議院委理事会は、本会議で首相の寺田大臣辞任の経過について報告、第2次補正予算案について鈴木俊一財務大臣による財政演説、それに対する質疑などを行うことを決定しました。
参院では、自民と立憲の参院国対委員長会談が開催。予定していた同日の参院本会議での補正予算案の審議入りを見送り、翌22日に開催することで合意しました。

 

 

 

これに先立って、共産党、立憲民主党、維新の会、国民民主党の国対委員長会談が行われ、寺田総務相辞任を受けて、対応を協議しました(写真上)。

 

 

 

写真上は、記者団の求めに応じて行ったぶら下がり会見。4党の国対委員長会談、与野党国対委員長会談について報告し、質問に答えました。