「砥石の日」企画で、天然砥石の紋様、色目を楽しむ

2022年10月17日

 

既報のように、10月14日は「といし(砥石)の日」。この日を記念して直近の日曜日には「砥石の日」企画が開催されます。

今年も、京都市左京区の「みやこめっせ」で開催され、足を運びました。

 

 

刀剣や包丁など、刃物の切れ味を良くするためになくてはならない砥石。実は、山から採掘する天然砥石は、古くから世界で京都にしか産出しない希少品として扱われてきました。その良質な産地が、京都の亀岡山系や丹波地方。 800年も前から採掘がおこなわれ、粗いものから細かいものまで、石の質を見極める職人文化として栄えました。

 

 

時代とともに採掘現場や砥石職人が少なくなる中、現在でも、京都・亀岡山系を中心に天然仕上げ砥石が採掘されており、展示されていた砥石の多彩な紋様や色は、悠久の自然、時間の中で育まれたまさに芸術品です。

毎年、みなさんが「砥石の日」を開催し、引き続き、後世に魅力を引き継がれることに感銘しました。