京都嵐山公園の「日中不再戦」の”碑前集会”で、あいさつ。

2022年09月25日

 

京都嵐山の中之島公園内にある「日中不再戦の碑」

24日は、碑建立から54年目の「碑前集会」が開催され、コロナ禍もあって久しぶり(4年ぶり)に参加し、日本共産党を代表して挨拶しました。

 

 

集会には、碑の揮毫を行った大西良慶師のお孫さんにあたる清水寺執事補の大西皓久師も参加され、「争いごと、戦争はなくさなければならない」などと挨拶されました(写真下)。

 

 

私は、4年前の「碑建立50周年」に参加した折は、「沖縄県の玉城デニー知事候補の勝利の応援をお願いした」として、「今年は、デニー氏の2期目、圧倒的勝利で迎えることが出来たことをともに喜びたい」「翁長氏以来、これで沖縄では知事選3連勝。辺野古基地建設反対、基地撤去、平和を求める民意は1ミリも揺らいでいない」と強調しました。

 

 

そのうえで、「日中不再戦の碑は、いまどのような意義を持つのか、改めて考えたい」として、「いま、軍事対軍事の動きをあおる危険な動きがあるが、日中両国の外交的な到達点は、1972年の日中共同声明、1978年の日中平和条約に明らかだ”それは、『国際連合憲章の原則に基づき』『すべての紛争を平和的手段により解決し、及び武力又武力による威嚇に訴えないことを確認する』と明記されている」「世界と日本の平和と戦争をめぐる問題を考えたとき、これほど重要な基本原則はない。ロシアによるウクライナの侵略を非難し止めさせる上でよって立つべきものであり、今こそ、この原則の合意を拡大し国民多数の世論にしていこうではないか」と呼びかけました。

 

 

また、日本世論調査会の「平和世論調査」(今年7月)を紹介し、「参議院選挙で私たちは後退を余儀なくされたが、私たちが声を大にして訴えてきた大軍拡の道をストップし、『軍事対軍事』ではなく、『憲法九条を生かす外交力による平和を』という主張は、今日、多数派になっている」と強調しました。

最後に、私は、「国葬」と統一協会問題、岸田政権の内閣支持率の連続急低下について触れ、「根底には、いのちと暮らしを守らぬ政治への怒りがある。平和、民主主義、暮らしと命を守る政治の実現へ、改めて先達の足跡を偲び、不戦の誓いをあらたにしたい」と結びました。

 

集会参加のみなさんと、恒例の記念写真。