「京都市左京区・全地方議員リレー緊急街宣」で訴える

2022年09月12日

 

報告です。10日、京都市左京区内4ヵ所で、地元左京区選出の京都府・市会議員4人(光永敦彦府会議員・府議団幹事長、加藤あい京都市会議員・市議団幹事長、樋口英明、富樫豊市会議員)による「全議員リレー緊急宣伝」が行われました。
私は駆けつけ、一緒に安倍元総理の「国葬」問題、統一協会問題を中心に訴えました。

 

 

私は、冒頭に、「なぜ今日、国葬問題と統一協会問題での緊急宣伝か」と問いかけ、「それは、国葬実施について国論は二分している。これを、議論もなく時の内閣の恣意的判断で強行してもいいのか。また、その国葬の対象である安倍元首相こそ、統一協会の組織票を動員し選挙をゆがめ、政治と民主主義をゆがめた。その張本人の安倍氏の国葬を強行する。この一連の問題は、日本の民主主義の根幹にかかわる大問題だからこそ、今、みんなで考えようではないかと呼びかけている」と訴えました。

写真下は、「2つのテーマ」で、地元の問題を交えて銀閣寺道交差点で訴える光永府会議員。

 

 

その上で、私は、今、政治の焦点となっている安倍元総理の「国葬」問題について、「8日、衆参両院の議院運営委員会で行われた閉会中審査で、岸田総理は『丁寧に説明する』と言ったが、その言動とは裏腹に、従来の説明を繰り返しただけだった」と指摘。

国葬について、私たちの立場は、憲法違反であり中止すべきと一貫している」として、その理由を、①国葬の強行は、憲法14条が規定する「法の下の平等」に反すること、②岸田総理は「国全体として弔意を表す」と表明しており、「国全体」とは、国民全体ということになる。弔意の強要は、憲法19条に反すると指摘しました。この点を質疑では、塩川鉄也衆院議員と仁比聡平参議院議員が、正面から取り上げて厳しく批判しました。

焦点となった問題は、一方で自民党が『統一協会との関係を断つ』と表明しつつ、なぜ『統一協会ともっとも深い関係にあった安倍氏、元総理を国葬にするのか』という矛盾を突かれ、岸田総理はまともに答えられなかったこと」と述べ、「核心をつく問題で、『岸田総理はまったく答えていない』という趣旨の評価は、「毎日」「朝日」「読売」「東京」各紙の社説でも同様だし、「産経」コラムでさえそう指摘せざるを得ないものだ」と紹介しました。

 

 

さらに、「国葬の強行は、統一協会の真相究明に蓋をするものであり、いま政府がやるべきことは国葬の強行ではなく、臨時国会の開催であり、癒着の徹底究明を行い、関係を本当の意味で断ち切ることを明確にすることだ」と強調しました。

写真下、グレース田中の前で訴えるのは、加藤市会議員。

 

 

2つ目のテーマである統一協会問題について、私は「自民党の統一協会問題での調査は、自主的点検の範囲であり、およそ全容の解明にはほど遠い。その象徴が、この問題の中心人物である安倍元総理や細田衆院議長が調査の対象外とされていることだ」と指摘しました。

そして、「茂木幹事長など自民党は、『反省』『関係を絶つ』と言うが、ではいったい何が悪かったのか、なぜ関係を絶たねばならないのか、その内容は一切明らかにされていない」と厳しく批判しました。

さらに、「特に見過ごすことができないのは、安倍氏が、統一協会側の組織票を自派の候補に差配していた実態、反社会的カルト集団の票で選挙と民主主義をゆがめた問題。そして、統一協会の差し金で『子ども家庭庁』に『家庭』を入れ込んだことはじめ、地方議会でも家庭教育支援条例の制定や同性婚に反対する決議運動の組織など、統一協会と自民党の癒着が政府や行政の政策決定に重大な影響を及ぼした疑惑について、ハッキリさせなければならない」と強調しました。

写真下は、修学院駅前で訴える樋口市会議員

 

 

また、私は、「岸田総理は、野党の臨時国会の開催要求に応えよ」として、「国葬と統一協会問題だけでなく、まさに課題は山積。コロナへの対応、物価高騰から国民と業者の暮らし・営業を守る問題、森元総理らの五輪汚職疑惑の問題。これら重要問題を直ちに議論し、対応することこそ、政治の責任だ」と強調しました。

写真下は、洛北交差点で、集まった地元の支援者に手を振ってこたえる富樫市会議員

 

 

最後に、私は「この間、日本共産党と国民のたたかいで、世論を動かしてきた
戦争と平和をめぐる問題では、憲法に基づく平和の外交努力でこそという国民世論をリードし、国葬反対の世論とともにいまや『多数派』に押し上げてきた。統一協会問題を政治の大問題にしてきた。こうしたたたかいをいっそう前進させ、来る統一地方選挙で、革新の伝統息づく左京区でこそ、身近に役立つ4人の日本共産党議員の勝利、民主主義と憲法を守り抜く日本共産党の前進を」と呼びかけました。

まだまだ暑い中、どの場所でも、日本共産党後援会や党員など多くの皆さんにが集まっていただき、聞いてくださいました。
ありがとうございました。