日本セカンドライフ協会(JASS)の「時事放談会」で講演

2022年07月25日

 

報告です。23日、大阪市内で開催された「日本セカンドライフ協会」(JASS)の「時事放談会」に講師として招かれ、1時間余り講演し、質疑に答えました。

講演が始まる前に、京都は祇園祭、そこで私も和服で来ましたと自己紹介。
ホワイトボードに書いたのは、友人が「穀田」の字を「殻田」と書き間違えることが多いことから、1971年から「こくた」としていますと説明。

 

 

JASSは創立30年を迎える団体で、企業の第一線で頑張ってこられた方や経営者のみなさんが「生きがいあるセカンドライフを」と集まり、組織されております。

私は、講演の冒頭、「機関誌『JASSネット』夏号の関西企画を拝見し、これだけの企画をよくつくっておられると感心しました」と感想を述べ、「冊子を拝見すると、これがまたエスプリが効いている」として、「待ちわびて 初めて知った 待つつらさ」「無断欠席 あなたの平気で 皆困る」などパンチのきいた川柳が掲載されていることも、改めて紹介しました。

資料として、「あなたの『?』におこたえします」=いわゆる「はてなリーフ」と、志位委員長の談話「安倍元首相の『国葬』の実施に反対する」を配布しました。

 

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そして、自己紹介のあと、講演の前半では、1,安倍晋三氏と私、安倍元総理の「国葬問題」、2,保守派の先達との交流を通じて痛感する共通の思い(宮澤喜一元総理の葬儀に参加して。野中広務さんとのお付き合いでのエピソード。河野洋平さんとの親交と政治家の仕事)、3,反戦・平和一筋の日本共産党について、私の体験談を交えざっくばらんにお話ししました。

国葬問題では、京都新聞社説「国論を二分した安全保障関連法を強引に押し通した。森友・加計学園や『桜を見る会』で不誠実な答弁。疑惑は残った。官僚の『忖度』を生んだ。国葬は負の面に目をつぶり、言動の美化にならぬか懸念がある」
琉球新報社説「憲法が保障する内心の自由に抵触する国葬には反対する。国葬とは、国費を投じて国民に追悼を求めるものにほかならない。戦前の「国葬令」は皇族、軍人、政治家など対象者も定めていた。戦後、言論・表現の自由、内心の自由(一九条)、政教分離(二〇条)を定めた現行憲法の制定によって失効した」を紹介しました。

参加者からは、「野中さんの平和への思い、お話を聞けてうれしかった」「共産党の印象がガラッと変わった」などの感想が寄せられました。写真は、宮澤喜一・元総理の葬儀で配布されたリーフレットを引用して、話しをする私。

 

 

後半では、1,参議院選挙結果について、2,自民党安保調査会提唱の「敵基地攻撃能力保有」「指揮統制機能への攻撃」「軍事費GDP比2%」論などを追及してきた、私の国会活動と衆議院での質問、3,日本共産党への大きな誤解 —— 特に、中国ロシアなどとの覇権主義との闘いの歴史について、4,大企業への見方、「内部留保課税」について、話しました。写真は、国会質疑で使ったパネルを示して、話しをする私。

 

 

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質疑では、自衛隊「活用」と憲法問題、選挙供託金と党財政について、「桜を見る会」など なぜスクープを連発できるのか、統一協会についてなど多岐にわたり、「共産党の大企業への内部留保課税の提案は、経営側にいた人間としても大賛成。10兆円と言わず、ため込んだ資金の1割、45兆円ほど出してもらったらどうか。そうしないと日本経済はうまく回らないのでは」など、ご意見もいただきました。

お付き合いいただいたみなさん、長時間ありがとうございました。