定例記者会見、記者団の質問に答えました。

2022年03月3日

 

2日、国会内で定例記者会見を行いました。私からの報告はなく、記者団からの質問に答えました

質問は「3日、開催予定の憲法審査会へ臨む態度について」「野党共闘、参院選に向けた協議について」「維新の会の『非核三原則の見直し、核戦力の共有について議論すべき』との発言について」。

 

 

憲法審査会については、野党間の協議は?その内容についてや、共産党としてのオンライン出席に対する立場などの質問がありました。

オンライン出席問題は、議院の定足数、憲法56条の解釈を含めた議論がこの間、いろいろ行われてきた。

参考人の方々にご出席いただいて、憲法の根本から論じていただいた。
参考人のご意見、議事録を拝見すると非常に中身のある意見を陳述をいただいた。私たちは「オンラインでの出席・採決」を含めて、憲法審の議題にして議論すること自体が憲法審の役割と違う。議論するとすれば議院運営委員会でやるべきことだ。

参考人からは、56条の濫用の危険という意見が述べられ、これに対するまともな反論も無しに、憲法審として大筋で良しとするまとめようとするようなやり方は反対だ。

憲法審がオンライン審議を議論して議院運営委員会に何らかの意見を持っていくなどということがあり得ない。
私たちは、もともと議院運営委員会で議論すべきでだと主張してきた、と語りました。

 

野党共闘で、立憲選対委員長との話し合いはとの問いには、私たちの側からは、「党首間、書記局長・幹事長間、選対委員長間で、いずれでも参院選挙に向けて公式の話し合いを」と提起している。その件について相手側から返答がない。選対委員長間では、こちらからどの選挙区で候補者を擁立するかなど連絡をしている。
早く、公式の話し合いの場の回答をしてほしい、と述べました。

 

 

維新の会の発言については、「断じて許すことはできない」とまず述べました。
ロシアのウクライナ侵略についての参議院での決議は、「プーチン大統領が核使用を前提とするかのような発言をしているのは言語道断。唯一の戦争被爆国として非難する」と。また憲法の精神に立ってモノ申していることが大事な特徴だ。
世界が今、ロシアのプーチン大統領による核脅迫に対して、断固として非難をし、許さないという立場に立っていることが重要だ、と指摘。

ウクライナ侵略という事態に遭遇して、これに乗じて、核兵器を使うなどということは、断じて許されない。世界の流れに逆行する犯罪的な発言だ。
被爆者が世界の世論と運動を進める中で「核兵器禁止条約」の批准と実を結んだ。これに対して、水をかけ蔑ろにするということであり、犯罪的行為だと私は思う。

人類の歩み、核兵器をなくそうという歩みを冒涜する以外のなにものでもない。怒りを禁じ得ない、と強調しました。