「JAL解雇問題とジェンダー平等を考える院内集会」に参加

2021年12月18日

 

17日、議員会館内で開かれた「JAL解雇問題とジェンダー平等を考える院内集会」に参加、挨拶しました。
主催は、「日本航空(JAL)解雇問題を早期に解決するための女性アピール」の呼びかけ人。

写真下は、呼びかけ人を代表して開会あいさつを行う日本婦人団体連合会会長の柴田真佐子さん。

 

 

日本共産党国会議員団からは、山下芳生、田村智子の両副委員長(参院議員)と高橋千鶴子衆院議員、私が参加し、激励と連帯のあいさつを行いました。。

 

 

山下氏(写真上)は、2010年の大晦日、JALによる整理解雇の強行に、怒りの集会を開催して以来、一貫してともに闘ってきた。胸には「JAL  不当解雇撤回」のバッチをつけ意思表示してきた。ジェンダー平等の新しい視点も加え国会内外の運動をさらに強めて解決のために奮闘しようと訴えました。

私は、みなさんの闘いに心から敬意を表すると述べた上で、JALの不当解雇の発端となった経営破たんは誰の責任か。労働者の責任ではない。JAL経営陣と政府にある。

 

 

空の安全は誰のイニシアで保たれるようになったのか。日航機墜落事件の教訓から、当時の経営陣の責任者が「安全のためモノ言う労働者を大切に」と転換し曲りなりにも労働組合を尊重した。ところが、その考え方を逆転させ儲けのためには労働組合が邪魔になり、整理解雇の乱用・不当解雇という組合つぶしが事の本質だ。

 

 

JAL経営陣が、解雇問題の解決を本気でいうなら話し合いを行い、ILOの勧告に従って対処すべきだ。政治の責任が問われている。私は昨年の5月から主張してきたが、コロナ禍で航空業界も公的資金の援助を受けている。公的資金投入は争議の人道的解決と雇用を守る責任を果たしてこそでなければならないと述べました。

 

 

集会では、内田妙子(JAL客室乗務員争議団団団長)さんが「JAL解雇争議のこれまでの闘い」

女性アピール呼びかけ人の吉永磨美(JAL争議団支援共闘会議共同代表/MIC議長)、浅倉むつ子(早稲田大学名誉教授)、竹信三恵子(和光大学名誉教授)の各氏が発言、メッセージ。

平岩もとみ(日本航空キャビンクルーユニオン書記長)さんが、職場での闘いを報告。弁護士の牛久保秀樹さんが「ILOの対応と勧告の意義」を報告しました。

参加者からの発言で意見交換を行いました。

立憲民主党から阿部知子衆院議員、社会民主党から福島みずほ参院議員が参加し、激励のあいさつを行いました。